デジカメで撮った写真は、500メガモードでフアイルサイズが約2MB、大きさが2560ピクセル×1920ピクセルこれを、
72dpiで画面に表示すると、横サイズ2560/72×2.54cm=90cm、縦サイズ1920/72×2.54cm=68cm 位の巨大な写真です。
これを、このままメールに添付すると、プロバイダーかメーラーからストップされて送れません。ヤフーでは1Mbまでが限度です。
そんなときに、この「IrfanView(イーファンビュー)」で、
1.画像の「トリミング」: 必要部分を残して他を取り去る。(10秒以内で処理可)
2.画像の「リサイズ」 : 適正な大きさにする、例えば大きくても、640×480ピクセルとかに。2〜30秒で処理できます。
この「IrfanView(イーファンビュー)」は世界的に最も使われている無料ソフトなのです。
イーファンビューのショウトカットアイコンがデスクトップに有る場合の説明です。
トリミングしても、尚且つサイズが大きい場合です。
以上簡単な使用法で1分以内で2つの処理が出来ました。詳細は下記をご覧下さい。
一見衝撃的な表現のようですが、冷静に考えると全く当たり前のことを言っています。 なぜなら、今のデジカメは500万画素の前後が当たり前になっています。(1000万画素のデジカメも発売) フアイルの横縦のサイズは4対3比率で、[2560]×[1920]ピクセル(32.5×24.4Cm)になり、 私のパソコンのデスプレイ設定の[1024×768]ピクセルの2.5倍もの大きさになります。 そのフアイルの容量にしても、いくら1/10程度に圧縮されたJPGフアイルであっても、 1.5 メガバイト、被写体によっては 2.5 メガバイト位にもなってしまいます。
上記のような画像は、ホームページでは使えません。せいぜい 150Kb 以下です。(私の野鳥集の写真は、古い時代のこともあって、如何に30Kb以下に抑えることに苦心しました。今ではパソコンの進歩により、150Kb程度の写真を掲載するようになりましたが。)
余談はさておいて、メールに添付されても、相手方がダウンロードに長時間かかって、どうしたんだろうと迷惑します。その前に、プロバイダー ストップにかかってしまいます。友人がEXCELフアイルを添付したメールをヤフーBBが「迷惑メール」と片付けてしまったことがありました。
著者は「サクッと直す」ことを言いたかったのでしょう。しかも、無料ソフトで、 それが可能なことを書いたのがその本です。嬉しいことに、著者が挙げたソウトに、 IrfanView と JTrim の名があり、我が意を得た感じでした。残念ながら Pixia の名が有りませんでしたが。
VIX、IrfanViewとも、本質は画像ビューア ソフトです。ただ、ほんの少し「レタッチ」
機能を付けて簡単な画像処理ができるようにしてあります。本格的にやるのなら、
無料レタッチソフトでは、JTrim をお奨めいたします。とはいうもののホームページ掲載やメール添付のような 100Kb
程度の画像にリサイズするには十ニ分に機能することと思います。
「デジカメ写真は撮ったまま使うな!」の中で「明暗を[明るさ]で調整してはいけない」や
「IrfanView のシャープの設定の仕方によって[アンシャープマスク機能化]とそのかけ方」の項などもあり、
デジカメ画像処理について、IrfanView、JTrim、Pixiaの使用法を勉強中です。
Pixia については、レタッチ ソフトではありませんが、レイヤー機能に加え色調補正にトーンカーブ操作、 他魅力的な機能があります。第15図、第17図で使用しました。詳しい説明は後日掲載の予定です。
この順序を間違えてはいけない。としています。
鐸木能光氏は、
「今では、世界中に多くのユーザーが居る超有名ソフト」と言っています。また、「Photoshop、Illastrator、Paint Shop Pro、 Fireworks を持っているが、WEBサイトの1000にも及ぶ画像は、この IrfanView で処理したものである。IrfanViewではこの4っつの工程をじつに効率的に行えて、 しかも、基本機能(特に、シャープフィルタ)が素晴らしい。」
と賞賛しています。
音声ファイルやムービーも再生可能な画像ビューワーの日本語版。「IrfanView」のメニューやダイアログを日本語化したもので、「IrfanView」と基本性能での違いはない。BMP/GIF/JPEG/PNG/TIFF/ICOやPhoto-CDなどの画像形式に対応し、WAVE/MIDIの各音声ファイルやオーディオCD、MPEG/AVIといったムービーファイルの再生が可能。画像のトリミング、回転・拡大・縮小などのほか、コントラストや明るさといった色調補正、さらに赤目の修正などの加工処理まで行えるので、ちょっとしたフォトレタッチ用途にも利用できる。また、指定したフォルダ内の画像ファイルをサムネイル表示できるほか、画像をスペースキーだけで次々切り替え表示することも可能。複数の画像ファイルをまとめて別の画像形式に変換したり、画面を静止画キャプチャーする機能なども備えている。(以上)
主な特徴
対応する画像形式も多いが、その中でも GIF にも対応しています。(但し全く個人的に使用(非公開)でないと、米ユニシス社の「LZW圧縮法の特許権侵害」となり高額の賠償を取られる恐れがあります。という訳で現在、他のフリーソフトではGIF非対応になってしまいました。
(日本でのLZW圧縮法の特許は、2004/06/20 の時点で切れていますが、様子見の段階です。)
IrfanView はフリーウェアであるにもかかわらず、GIFの表示・作成機能があります。
これは IrfanView の作者が、米ユニシス社のライセンスの及ばないオーストリア在住のためです。)
なお、詳しい使用法について、良いサイトを紹介します。
機能と使用法
画像形式の一括変換機能
画像の劣化なしでの回転操作ーカメラの横撮り修正ー(2MbBMPフアイル(1280×960)でも瞬時に回転します。当然のことですが、ヒトグラムに全く変化は見られません。)
スライドショー表示機能
Web用サムネイル自動作成機能
色調調整(ガンマ補正で白飛び無しにー下図参照),リサイズ、トリミングなどの編集機能
デジカメで撮影したファイルに含まれるExif情報表示機能(40項目にも及ぶ撮影情報ー下図参照)
その軽さには定評があります。私事になりますが、ホームページの全フアイル数[1600個]、容量が[45Mb]になっています。このフォルダをデスクトップ上のイーファンビュー アイコンの上に乗せ、[このソフトで開く]をOKし→[フアイル]メニューから、[サムネイル]を選択すると、1秒一寸で表示されます。また、サムネエイル表示でなくても、[Space]や[→]キーで1枚1枚めくっても時間を取らすことはありません。({Enter}キーを押すと、全画面表示と元の画像とを交互に繰り返します。)
ですから、1つのフォルダの中に、1Mbクラス デジカメ画像 100枚位を単位としたフォルダを作った場合、 イーファンビューでは簡単に表示されるのではないでしょうか。パソコンのCPUやメモリーにも関係しますが、その心配があるなら、なお、イーファンビューを使われた方が有利と言えるかと思います。
第1図 フアイル 第2図 編集 第3図 画像
第4図 オプション 第5図 表示 第6図フィルタのサブメニュー
注意:エクスプローラ、サムネイル表示画面にすると、メニューが下図のように変わります。
第7図 フアイル 第8図 オプション 第9図 表示
ここでは、【初期画面】(上記のメニューになります。)と【サムネイル画面】と表現することにします。
最も簡単なイーファンビューの起動法は、表示したい「フォルダ」や「フアイル」をデスクトップにある「イーファンビュー」のアイコンの上に重ねますと、瞬間に起動します。(ソフトを開いて「フアイル・フォルダ」を呼び出すより早いです。ーVIXでも同様です。)
第10図 (上記方法で[図形処理3]フォルダをアイコンに重ねサムネイルを選択しました。)
(上図白矢印:フアイル名をポイントすると、画像サイズ、フアイル容量、フアイル更新日が表示されます。)
第4図オプションメニューの「関連付けの設定」をしておくと、右クリックで簡単にイーファンビューを開くことができます。
第11図 関連付けの設定
左図ダイアログで、最下段白矢印のところをチエックしてボックスを ON にします。
ホルダーを右クリックすると、「IrfanViewで参照する」がでますので、それをクリックすると、エクスプローラ、サムネイル画面が表示されます。
(フアイルを右クリックすると、「プログラムから開く」ことになりますが、結局フアイルを含めたフォルダ全部が移されます。)
中央窓には沢山の(フアイルの)拡張子名があります。[*]印の付いたものは要プラグンなので、余り関係しないのですが、デフォルトそのままで差し支えありません。不必要であれば、チエックを外しても構いません。
現在、500万画素デジカメが手頃な価格で入手できる時代になりました。
写真展出品用にとフルサイズ[5M]で撮った場合の説明です。
画像は、2560×1920(ピクセル)、総画素数は 2560×1920=4915200(=500万画素)になり、
ノートパソコンの一般的なデスプレイ表示設定(解像度:1024×768ピクセル)の2.5倍で、画面から大きくはみだしてしまいます。
(デスプレイ表示は、自動的に 72dpi(1インチ(2.54cm)の中に72個の画素を並べたサイズ)で表示されます。表示設定では、デスプレイ画面に収まる設定もあり、錯覚や間違いでそのままプリント(72dpiのまま)すると巨大サイズにプリントされてしまいます。
補足:プリントの解像度は 200dpi〜300dpi(1インチ(2.54cm)当たり200〜300ピクセル数)が良いとされています。 350以上ですとオーバースペックと言われています。
ですから、撮影の段階で使用目的(印刷する、しない)を考慮して、どのサイズで撮るのかを決めれば(例えば1280×960ピクセル、JPG画像で3〜400Kbから7〜800Kb位かな)良いのですが、メモリーに余裕があれば、取り敢えず最高で撮って後に編集するでも良いです。
とにかく、「デジカメ写真は撮ったまま使うな」の教訓にありますように「フアイルの変換」が必要になります。この章ではそれについての説明です。
第12図
ノートパソコンの場合、デスプレイの一般的な初期設定では、
イーファンビューでは、「劣化無し画像の回転」を売りにしています。
画像メニュー(画像3参照)の5項目が、それです。若し、微調整が必要な場合は、JTrim の回転を用いてください。
[イメージ]メニュー →[任意角度の回転]で」、[0.1度]単位で微調整ができ、用途によっては絶大な威力を発揮します。
注)フォト レタッチ 2の図でも「解像度の設定」ができますが、あくまで、横縦比率を主眼にしています。
第13図
先ず「解像度」を設定します。
方法は、第13図左上と右上のどちらからでも、フアイルサイズの大きさを用途に合わせて設定します。
次に[処理方法](右下)
1.[リサンプル] :画質を高画質保存・低画質保存か最高速の6段階に設定できます。
2.[リサイズ高速保存] :高画質の 1/5〜6 容量に縮小されます。
等を選択します。
3.[DPI]の設定(左下)
[DPI]250〜300位に設定して保存する。でないと、良いプリントが出来ません。
写真屋さんが設定する(または、依頼者が持ち込む条件の)[DPI]は、300〜350のようです。
(注:ホームページ作成ソフト使用の場合は自動的にフアイル容量を変更するようですが。)本章獅子舞の画質はインターネ
ット上の画像ですので高速保存にしてあります。(小さな画像ですと、見た目では分かりません)
第14図 (明るさ調整で、最大にした図です。白飛びになりました。)
明るさでの調整でなく、下の RGB を夫々最大値[255]にしても同様に白飛びになります。ということは、各ドットに平均的に分布する 色数を上方に直線的に平行移動した結果ということができます。(RGB を夫々0にすると黒色になります。)
第15図 (ガンマ補正で、最大にした図です。白飛びになりません。)
ガンマ補正の場合は、明るいところと暗いところを残して、中間のところでの調整になります。ですから、白飛びは発生しないということです。
第15-1図(元画像) 第15-2(サムネイル) 第15-3図(ガンマ補正2.00 シャープ[5×2回]処理)
以下3枚の写真は200Kbクラスのフアイルになり、重くなります。ご了承ください。
第15-4図 トリミング後の元画像[彩度補正前] (05-12-25或る団地のクリスマス その1)
(撮影データ:ISO400、F値 2.00、シャッター 1/40秒、三脚使用、フラッシュ使用せず。)
ガンマ補正初期設定[1.00]のところを、逆に[0.52]に落とし暗くし、「彩度」を最高の255にして「イルミネーション」の効果をだしました。
第15-5図[彩度最高255設定後]
第15-6図 トリミング後の元画像(05-12-25或る団地のクリスマス その2)
(撮影データ:ISO400、F値 2.00、シャッター 1/30秒、フラッシュ三脚使用せず。)
第15-7図(ガンマ補正1.52 彩度 255 シャープ1回)
画質調整:元画像34.6Kbに、ガンマ補正、シャープを施すと容量が6倍の190Kbにも膨れ上がりましたが、露出不足の写真でもデジカメ画像ならなんとか処理できる例として掲載しました。
第16図 (元の画像です。)
第17図 ( Pixia ソフトで図のようなトーンカーブにしました。)
第18図 (明るく変化した画像です。)
第19図 ( S 字型トーンカーブです。)
第20図 ( S 字型トーンカーブ処理の画像です。)
全体的にイメージが変わります。左側の提灯で、元の画像と比較してみてください。
第21図 (コントラスト調整で、適当に調整した図です。明るくなりました。)
コントラスト調整は、暗いところは暗く、明るいところは明るくして、メリハリを付けるのだそうです。ですから、一般的にトーンカーブでS 字型が良いとされるのは、そのためのようです。
このコントラスト処理を実行した写真は掲示しませんが、何故か、S 字型トーンカーブ画像と同様になっていました。人間の目では見分けがつかないかと思い第22〜23図で比較をしてみました。
第22図(コントラスト51 処理のヒストグラム)第23図(S 字型トーンカーブ処理のヒストグラム)
結果としては、明るさの片寄りはみられませんので、同様に見えたのと思います。これにより、イーファンビューのコントラスト調整はS 字型トーンカーブと同等の作用をしていると言えるかと思います。(私は今まで、コントラスト調整はあまりしませんでしたが、イーファンビューのコントラスト調整なら、緩やかに変化(0〜50位まで調整可能)するので、恐れることなく使おうと思います。但し、弱めに何回も付ける方法が良さそうです。)
第21-1図(元画像) 第21-2図(元画像にコントラスト5×3回掛けた図、 第21-3図コントラスト51×1回
実は、BMPフアイルで上記を実施したものと、JPGフアイルに変換してから、上記実施をした2通り行いましたが、結果は同様でしたので、後者を掲載しました。他人様の言うことには、「JPGフアイルを一時保存するのに、BMPに保存すると良い」がありましたのでやってみた次第です。
参考:「彩度を99」にした画像です。(小画像はサムネイル)
葉も新緑化し薄黒かった実が綺麗に変身しました。
第15-3図で、「シャープ[5×2回]処理」となっていますが、イーファンビューの初期設定では、シャープのみで、数値表示はありません。鐸木能光 氏によると、このシャープ機能が[アンシャープマスク]化できると言うのです。その方法は、
「名前を付けて保存」をクリックすると、下記のダイアログが現れます。
私がホームページに使用する画像類は、最終段階の[保存]で、スライダーのつまみを[83]位にして画質を落としています。
それでも、私の目の判断では、つまみ[100]との違いが分りません。
(つまみ[100]にすると、フアイル容量が大きくなるからです。)
画像を開いた状態で、第3図 [画像]メニュー →[画像の情報]をクリックします。情報が灰色で表示されます。
イーファンビュー全般に言えることですが、設定等で、閉じる場合、往々にして閉じるの[×]ボタンが無いときがあります。このような場合、[OK]ボタンを押してください。
第24図
[画像の情報]の下段に[Exif情報]表示が有った場合、ボタンをクリックすると下表が現れ撮影情報(35項目程有)が表示されます。和訳はありませんので、下記を参考にしてください。(誤訳はご勘弁の程願います。)(VIXは和文で25項目程表示されます。)
(2005-12-21日追記) File C:/Documents ・・・ ImageDescription Make SONY メーカー Model CYBERSHOT 機種 Orientation Top left XResolution 72 横解像度 YResolution 72 縦解像度 ResolutionUnit Inch /インチ Date Time 2005:12:21 13:17:08 撮影日時 YCbCrPositioning Co-Sited ExifOffset 218 ExposureTime 1/1000 seconds 1/1000秒:露出時間 FNumber 7.10 撮影 F 値 ExposureProgram Shutter priority シャッター優先モード(露出優先はAperture priority と表示) ISOSpeedRatings 200 ISO感度 ExifVersion 0210 Exifバージョン DateTimeOriginal 2005:12:21 13:07:16 撮影日時 DateTimeDigitized 2005:12:21 13:07:16 デジタル化日時 ComponentsConfiguration YCbCr CopressedBitsPerPixel 2[bits/pixel] 2bits/pixel ExposureBiasValue 0.00 露出補正・EV補正(+2.00は2.00表示) MaxApertureValue F 2.04 (レンズの)F値 2.04 MeteringMode Multi-segment 測光方式 マルチ分割測光) LightSourse Auto 光源ーオート Flash Not fired Not フラッシュ FocalLength 34.20 mm 焦点距離 34.20 mm で撮影 FlashPixVersion 0100 FlashPixバージョン ColorSpace sRGB 色空間情報 ExifImageWidth 1280 横サイズ(ピクセル) ExifImageHeight 960 縦サイズ(ピクセル) FileSource DSC-Digital still camera ソニーDSCタイプ デジカメによるフアイル SceneType A priority photographed image スキャン タイプ:写真画像優先 Maker Note [Vendor]