IrfanViewとJTrimで画像レタッチ(3)

高価な市販の画像処理ソフトを購入しないで(バージョンアップですぐ古くなる、良い例がPhotoShop ElementsでVr2〜4まで短期間) 何とかホームページ掲載用、メール添付用、自宅アルバム用に画像を処理するためのページです。

JPG画像は、カメラにJPGに保存した段階から劣化が始まると言われています。ソフトをあれこれ使い分けJPG画像を加工するのは良くありませんが、本ページ記載は実験段階です。方針が決まれば最短の方法で処理することは言うまでもありません。

イーファンビューで、ガンマ補正

画像のガンマ値を補正します。ガンマ補正は、明るさの調整と違い、明るい部分と暗い部分を維持して中間的な明るさを調節するので明るさの偏りを修正出来ます。

第1図 平成12年5月24日降雹の元画像です。

第2図 イーファンビューで、ガンマ補正1を1.51に補正した画像です。
画像が明るくなり、暗く隠れた部分が表示されました。


追加図1 イーファンビューでトリミング後、[リサイズ1/2][ガンマ補正1.51]
[彩度22][シャープ3回]に補正した画像です。
 


追加図2 イーファンビューでトリミング後、[ガンマ補正1.51][彩度22][シャープ3回]
に補正した画像です。柿ではありません。ピラカンサスのマクロ撮影です。
 


JTrim でヒストグラムを表示

ヒストグラムとは、明るさに対応した画素数の分布度数を表します。縦軸が画素数、横軸左が暗く右が明るさを表します。第4図では。元画像より明るさが右により、明るくなっていることが分かります。

第3図 (第1図のヒストグラム)   第4図 (第2図のヒストグラム)   第5図 ノーマライズ処理ヒストグラム



JTrim でノーマライズ補正

第6図

第5図のヒストグラムでは大きく変化していますが、画像そのものでは、変化が分かりません。

「ノーマライズ」は英語では正常化という意味です。ノーマライズをかけると、ヒストグラムの度数分布が広がります。
ノーマライズとは、与えられたデータを一定の規則に従って変形したり加工したりして、利用しやすくすることである。「正規化」と呼ばれることが多い。コンピュータ関連用語としては、様々な分野でそれぞれ異なる意味で用いられ、特に音声関係で、オーディオデータの最大音量を、歪まない最大の音量まで引き上げる操作と説明されています。(以上デジタル用語辞典より)

題材を変えました。(ピンボケ写真ですが)

第7図 明るさ調整済みの元画像(ヒストグラムが既に右寄りです)

  第8図 (第7図のヒストグラム)   第9図 (第10図ノーマライズ後のヒストグラム)
 

第10図 元画像をノーマライズ処理しました。今度ははっきり違いが分かります。


JTrim のノーマライズ

夜景処理に使えそうです。前ページでは「ガンマ補正」と「彩度」で処理しました。比較してみてください。

下記11、13、15の元写真は「フラッシュ」を使用しないで撮りました。


第11図 元画像です。

第12図 上の画像にノーマライズをかけました。

第13図 元画像です。

第14図 上の画像にノーマライズをかけました。(ガンマ補正を加えるともっと明るくなります。)

第15図 元画像(キャプチャーした代用品)です。

第16図 上の画像にノーマライズをかけました。

色調補正

第17図 (元の画像)

第18図 (IrfanView色調補正でRを8にGを25にし、JTrimでシャープ2にしました。)

赤色のかぶれはとれましたが、明るくなったためかグリーン葉の色が薄くなってしまいました。葉の色を残す方法はわかりません。
また、IrfanView、JTrim、Pixia共シャープネス、アンシャープマスク機能がありません。JTrimでシャープ段階を1〜20選べるので、2に設定しました。効果は出ていると思います。(VIXにはシャープネスがあります。ただし、数値選択はありません。)
(なお、無料とは言い難いですが、ホームページビルダーの付属ソフト「ウエブ アート デザイナー」には、「アンシャープマスク」機能が付いています。ビルダーをお使いであれば、このページは不要です。)


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