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「聖域なき構造改革」・・・・その実現性は小泉首相の変人度にかかっていると言われている。・・・・

茨城新聞2001年7月22日第1面より

不安募らす首長たち

・・・”化源財般一の源財定特路道”・・・”減削の金付交税付交方地”・・・

「痛み」の中身
<財政難、過疎・・・どう自立

??町の将来像??

「財源移譲、課税自主権と言っても村内の国税は微々たる金額。村民から今以上の税金も取れない。では山あいの農山村が合併して、果たして自立できるのか・・・」  佐川氏は「村という行政単位や役場の存続に固執はない」と語る。高齢化の村が直面する福祉問題を、今後とも山村一つで解決できる見通しはない。ニ年半の村長経験で行政の無駄、広域化の必要性も痛感している。

「しかし・・・」。人事院官僚として約三十年間、霞ヶ関で国の行政に携わり、今、山村の現実と向き合う佐川氏は小泉改革に不安を覚える。「私ら山村の住民は、水と空気と土を山が守っていると信じている。国にそのコスト意識はない」小泉首相が成功と評価する国鉄民営化。その影で多くの地方路線が廃止された。  採算重視の小泉改革は、国土の約七割を占める山あいの農山村にどんな”痛み”をもたらすのか、何も見えない。「小泉さんの”一流の田舎”って何ですかね」。佐川氏は問い掛ける。」(ページ管理者注:私も佐川氏が主張するピンク色の部分に共感を覚えました。)

古河市は四月、市報で行財政改革の特報を組んだ。「市の借金は総額五百四億円。市民一人当たり約八十五万円」「数年後には赤字再建団体になる恐れ」ーと衝撃的な文面が並んだ。
「過剰投資が財政危機の最大の原因。身の丈以上だった」。小久保忠男市長は率直に認めた。 博物館、ゴルフ場、温水プール、福祉会館、駅前再開発事業・・・。市の公共施設の充実ぶりは県内屈指を誇る。水道普及率は一位、下水道も三位にランクする。しかし、築いた財産は膨大な借金の上にあった
古河市のケースは突出しているが、異例ではない。県内八十四市町村の地方債残高の総額は一兆円に迫る勢いだ(九九年度)。自主財源の乏しい地方が国の交付税や補助金を頼り、”箱モノ”や社会資本整備を続けてきた「三割自治」の結果とは言え、住民も許容してきた側面がある。「どの街にも駅前に文化ホールをつくる金太郎アメの行政は終わった」。小久保氏は自戒を込めて言う。

多くの国民が小泉首相の「聖域なき改革」を支持する中で、交付税削減や道路財源見直しに反対する地方自治体。背景には過疎、高齢化、地方と都市の格差、六百六十兆円の財政赤字など、「改革」「痛み」といった言葉だけでは素通りできない問題がある。小泉改革は中身を示さぬまま、国民の審判を仰ぐ。(東京本社・山本和朗)

ページ管理者注:あの町この町、何処にも心当たりありそうな問題を扱っていましたので全文をそのまま掲載いたしました。(茨城新聞社承諾済み)

里美村佐川村長さんの言う「私ら山村の住民は、水と空気と土を山が守っていると信じている。国にそのコスト意識はない」には全く同感で”里山や棚田(千枚田)が自然の摂理で水資源を守ったり、果ては遠い海洋の魚介類の成育にも影響を与えています。農産物は国際競争にさらされ特に農家が米造りでは食べてゆけない状況です。

そこで次元の低い短絡人間が考えることとしたら”相場には抵抗しない。補助もしないで良い。ただ、農業・山林業従事者を環境保全公務員として何割かの給料を支払いないのかナー!と考えたりしています。

あらゆる仕事がコンピュータによって自動化、オンライン化し、効率的に処理されるようになりました。企業のリストラが自助努力として評価される現代では人が余るのは当然の成り行きです。一方プラスチック、自動車、コンピュータから電気器具等産業廃棄物、また生活雑廃の環境公害は想像以上に猛烈なスピードで増えています。余った人はその処理、再生に向うのが当然かと思います。それらを含めて環境保全公務員にしたらという考えです。

70歳の爺ちゃん農業、40〜50歳代の独身の多い嫁不足農家や後継者の育ち難い環境、これが農村の現状であって10年も前から60歳農業といわれ続けて来ました。利根町も同様です。テレビで "ねるとん集団見合い”が始まった時、次元の低い私から見ても"随分程度が低い番組”と思った程です。それが、今になって "何故町が、農協がそういう企画をしないのか”と思うようになりました。それほど嫁不足、後継者不足が深刻なのです。

 〔このページは13.7.26記載だったのですが、13.10.31付け茨城新聞に次の記事が有りましたので追記いたします。

 「独身男女出会いの場 来月18日、東京で」
潮来市と行方郡内5つの商工会でつくる「広報まちづくり推進協議会」(代々木栄久会長)は11月18日に東京・お台場で開催する「ロマンチックお台場デートパーテイー」への参加者を募集している。独身男女の出会いとふれあいの場を提供するパーテイーで、3回目。今回は羽田空港が見えるホテルで食事をした後、デートスポットのお台場で夜景を楽しむ。参加者全員に記念品、抽選で東京デイズニーシーチケットをプレゼントする。

参加資格は独身男女で居住地は問わない。参加費は男性8,000円、女性2,000円定員は男女とも40人。締め切りは11月5日。(締め切りは過ぎてしまいましたが4回目に期待。)問い合わせ先麻生町商工会TEL0299-72-0520はか、各商工会へ。 (テレビ新聞等によりますと、いまインターネットの出会い系サイトやメールでの事件が多発しております。しかし、こちらなら安心です。)   13.11.14記〕  ついでにもう一つ下記をご覧下さい。

 【追記 13年12月1日茨城新聞より
 独身女性募集 御前山村がお見合い企画 8日水戸でパーティー
御前山村の彼氏はいかがー。後継者不足を解消し村活性化を図ろうと、同村は「宝探し大作戦」と題した”お見合いパーティー”を8日水戸市三の丸ホテルで開く。同村は過疎化が進み、60歳以上の高齢者の割合が35%となっており、農家を中心に後継者不足に悩んでいる。そこで村がパーティーを企画した。

パーティーは村内在住か勤務の20歳以上の独身男性25人が参加する。同村では20歳以上の独身女性を募集している。実行委員会の諸沢正行委員長は「多くの方にぜひとも参加してほしい」と呼び掛けている。参加費は千円。5日締め切り。申し込み・問い合わせは同村役場産業振興課「ふれあい交流会」電話0295−55−2111へ。

(またまたページ管理者の提案ですが:世の中興味本位の集団見合いから、だんだんと公的機関が乗り出すようになってきました。それ程深刻な事態に立ち至っているのです。
折角のお見合いなのに、会話がとぎれがちでは大成功はおぼつかないと思います。その垣根を低く、または取り払う作用を果たすものに社交ダンス等が挙げられます。向き不向きもあるでしょうが、1時間程度のレッスンを一緒に行っただけでも心が開き話題の一つにはなると思います。純農村と社交ダンスはかけ離れた存在かもしれませんが可能性を追及する選択肢の一つと考えられないでしょうか。)】

そして近い将来間違いなく訪れるであろう世界人口100億の食糧危機を考える時、今から手を打たなければ取り返しがつかないことになります。若者が農山村離れをしないよう、お嫁さんが喜んで農山村に来るような施策が必要なのです。それを引き起こす要因として環境保全公務員なるものが考えられるのです。

環境保全公務員は高いコストになるかも知れませんが地球保全と富の分配が計られることになります。

参院選投票率と山間地方の事情

参院選の翌日茨城新聞に「投票率 茨城、最下位か」の記事があり、「市町村別得票数と投票率」の細かい数字が載っていました。投票率2年連続全国最下位だそうでしたが、別に驚くことはありません。なれていますので。ふと、利根町の投票率の高さが先ず目を引きました。何番目かなと興味を覚え順番を数えて見ました。ここで驚きました。このページの第1番目の「人口減少率図表」に書いておなじみになりました茨城北西部の山間町村がベストテンで利根町は11位でした。  下図をご覧下さい。

ある候補の選挙地盤かというと、そうでも無さそうです。反小泉派でも無くて加納候補に大分票が入っていました。県北西部は前々から投票率が良かったかは不明ですが、今回のまとまりには何らかの理由が有りそうです。そこで上に書きました里美村佐川村長さん発言を思い出したのです。即ち「地方交付税の削減」の問題です。

今回の選挙の目玉は構造改革の断行を唱えた小泉旋風でした。野党候補は勿論「地方交付税の削減反対」で気勢を上げたと思いますが、自民党加納候補だって票が減ったようにも有りません。多分、小泉政権支持した上で「何でも改革すべきとは思はない。日本の風土に合った改革を提言するする」というスタンスに期待しての票のようです。

利根町の高投票率、前回何位かは忘れました。町が地方交付税交付金依存型の予算編成だとしても危機感を耳にしたことが有りませんので、上記県北西部とは意味合いを異にしています。とにかく良いに越したことはありません。「自民党の地盤」だけでは説明になりません。「何々団体」の動きなども身に感じませんでした。若しかしたら投票所密度が高いのでしょうか。

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