ワードのオートコレクトと付き合う

ワードのお節介な機能に、オートコレクトがあります。
段落の行頭に「■文字列」とかの記号や数字の「1.文字列」、「(1)文字列」を入力して、 [Enter]キーを押すと、■や、2.、(2)の「箇条書き」や「段落番号」が継承されます。 と、同時に「スマートタグ」が表示されます。

(意識的に「箇条書き」や「段落番号」ボタンを押して設定の場合、「スマートタグ」は表示されません。)

「スマートタグ」の内容
箇条書きの場合
1.元に戻す(U)-箇条書きの自動設定
2.箇条書きを自動的に作成しない(S)
3.オートコレクト オプションの設定(C)

段落番号の場合
1.元に戻す(U)-段落番号の自動設定
2.段落番号を自動的に作成しない(S)
3.オートコレクト オプションの設定(C)

若し、2番目の「***自動的に作成しない」を選択した場合、下図⇒の
箇条書き(行頭文字)か、箇条書き(段落番号)の「チエック」が外されます。

オートコレクトのダイアログ

「オートコレクト」も「箇条書き」や「段落番号」に限っては、余計なお節介と考えず、その機能を生かして、 [Shift+Enter]キーで、強制改行すると編集記号が改行記号の「曲がり矢印し」でなく「↓」になります。
行頭も上の行の文字列より左に行き過ぎることなくキチンと揃い、同一段落内に納まります。



段落の始りのスペースがインデントになる書式を解除する

ワードの初期設定では、行頭に字下げのスペースを用いると、以後、各段落に適用されインデント設定になってしまいます。 (しかも、スペースの□記号は付きません。また、コピーして、テキストファイルなどに読み込むと、スペースはなくなっています。)

操作手順:WinXP(Word 2002,2003)の場合

  1. [ツール]メニュー →[オートコレクトのオプション]をクリックします。
    ([オートコレクト]ダイアログが表示されます。)
  2. [入力オートフォーマット]タブをクリックします。
  3. [入力中に自動で変更する項目]欄の
    [行の始まりのスペースを字下げに変更する]チェックを[オフ]にします。
  4. [入力中に自動で行なう処理]欄の
    [Tab/Space/BackSpaceキーでインデントとタブの設定を変更する]チェックを[オフ]にします。
  5. [OK]ボタンをクリックします。

[補記]
[行の始まりのスペースを字下げに変更する]チェックが[オン]になっているとき、 段落の先頭にスペースを入力した際、文字の確定後に[Enter]キーを押すと、 スペース記号が消え、インデントに変更されます。

[Tab/Space/BackSpaceキーでインデントとタブの設定を変更する]チェックが[オン]になっているとき、 文字入力後段落の先頭で[スペース]キーを押すとインデントが設定されます。

注)インデントの設定方法
スペースではなく、書式設定ツールバーの[インデント]ボタンを押すか、ルーラー上でインデントマーカーを操作したり、[段落]ダイアログで操作するのが本来の形です。

行末にスペースを入力できるよう設定変更する

  1. [書式]メニュー →[段落]をクリックします。
  2. [段落]ダイアログの[体裁]タブをクリックします。
  3. [改行時の処理]の欄の[英単語の途中で改行する]チェックを[オフ]にします。
    (オンの場合、行末にスペースを入力すると、文字列が左へ移動する)
  4. [OK]ボタンをクリックします。

キーボードで段落記号を含まずに範囲選択する

[オプション]ダイアログ ボックスで設定します。
手順

  1. [ツール]メニュー →[オプション]をクリックします。
    [オプション]ダイアログが現れます。
  2. [編集と日本語入力]タブをクリックします。
  3. [段落の選択範囲を自動的に調整する]のチェック ボックスをOffにします。(右側最上段)
  4. [OK]ボタンをクリックします。

便法

  1. 選択したい箇所の先頭にカーソルを移動します。
  2. [Shift]キー+[→] キーを使って選択します。
    ただし、段落の頭初1字を含まない場合に有効です。

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