いろいろな関数 2
今回は統計関数[COUNT][COUNTA][COUNTBLANK][SUM]です。
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1回戦 |
2回戦 |
3回戦 |
COUNT |
COUNTA |
COUNTBLANK |
山田太郎 |
173 |
165 |
155 |
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川田花子 |
126 |
158 |
170 |
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草田一郎 |
135 |
155 |
175 |
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木田一美 |
180 |
150 |
138 |
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上田春子 |
140 |
150 |
160 |
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中田夏男 |
164 |
168 |
162 |
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下田秋子 |
151 |
166 |
186 |
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上記スコア表をEXCELのセル[A1]にコピーして、ご使用ください。
数を数える関数 [COUNT],[COUNTA],[COUNTBLANK] 関数
COUNT 関数
書式:「 COUNT(値1,値2,...) 」
(以下の記述は全て、関数の貼り付け「fx」アイコンを使用しての説明になります。
また、「値」の記入も「セル参照」で記入する事にします。)
- 回答を表示させたい「E2セル」([COUNTの下)を選択します。(以下行われる数式を貼り付ける場所であり、回答を「返す」場所でもあります。)
【数式の編集】
- 「fx」アイコンをクリックします。
「関数貼り付け」ダイアログボックスが表示されます。
- 関数の分類(C)欄で[統計]を選択⇒関数名(N)欄の[COUNT]を選択⇒[OK]をクリックします。
<図1>
すると数式バーに「=COUNT(B2:D2 )」と表記され、また下図の「数式パレット」が表示されます。パレットは何処を掴んでも作業をし易い場所にドラッグ移動ができます。
<図2>
- パレットの[値1]記入欄に多分,黒色バックで[B2:D2]と既に記入されていると思いますが、委細構わずマウスで成績表の範囲(A1からD8)を選択してください。
(また、直接「セル番号」を”A1:D8 ”のように記入しても構いませんが、本ページではセル参照を主体にしています。)
- [OK]ボタンを押します。
- Enterキーを押すと「最初に指定したセル」に個数21が「返」されました。(数式は内在していますが、数式バーには表示されています。)
注意点:関数はその種類または入力する場所によって、引数(ヒキスウ)が自動的に入力されることがあります。この例では入力する場所がセル参照で入力する引数と同じ行内なので、自動的に入力され”B2:D2 ”のように入力されているかと思います。
-
COUNT関数は<図2>数式パレット脚注では「引数リストに含まれる数値の個数を返します。」とあります。また、赤字で示すように(選択範囲内で入力されている)「数値データだけがカウントされます。」と言うようにセルの個数を数えます。ですから、文字列である1回戦、2回戦、3回戦や名前は数えません。
- [A1]セルは空白になっていますが、当然「空白セル」はカウントしません。
- 試しに、任意の「数値データ」を選択し、消去して見てください。回答セルの数値が減少します。
- 文字列を消去しても回答セルの数値に変化は見られません。
COUNTA 関数
書式:「 COUNTA(値1,値2,...) 」
- 例えばCOUNTAの下[F2]セルを回答先に選択します。
- 書式上は COUNT 関数のCOUNT(値1,値2,...)と全く同じです。手順も全く同じですので<図1><図2>のとおり実行して見てください。
- COUNTA 関数では、「引数リストに含まれている、空白でないセルの個数を返します。」となっていて、選択範囲内でデータが入力されているすべてのセルの個数を数えることになっています。
- [COUNT] 関数と[COUNTA] 関数を比較することで、その性質の違いがはっきりすると思います。
COUNTBLANK 関数
書式:「 COUNTBLANK(範囲) 」
- 書式はCOUNTBLANK(範囲)ですが、操作手順は全く上と同様です。
- COUNTBLANKの下[G2]セルを回答先に選択して実施してみてください。
- 数式パレットの脚注では「範囲に含まれる空白セルの個数を返します。」となっています。即ち、空白セルの数だけを調べているのです、
[COUNT]、[COUNTA]、[COUNTBLANK]の3っつの関数は、夫々、異なった視点でセルの内容を読み取り、抽出し回答してくれます。
サンプルの表は小さな上、比較的に纏まっていますが、これが大きくて空白セルが散在しているような表の場合威力を発揮します。
成績表やアンケート等で、無回答、未回収の空欄調べや回答率算出等に使えそうです。
ひらたく言うと下記になります。
- COUNT 関数は
- 選択セル範囲内の「値のみカウントする」 (有効値を)
- COUNTA 関数は
- 選択セル範囲内の「記入セルのオールをカウントする」(末尾のAはALLの意味か)
- COUNTBLANK 関数は関数は
- 選択セル範囲内の「空白セルのみカウントする」 (ブランクセルです)
SUM 関数
数式:「 SUM(数値1,数値2,...) 」
いよいよ、Excelで誰もが使用している、合計を求める[SUM 関数]に入ります。
上記スコア表で行います。[E1]セルの「COUNT」を「合計点数」に直して使用します。
連続したセル値の合計を求める方法
- 回答を表示させたい「E2セル」(合計点数の下)を選択します。
【数式の編集】
- 「fx」アイコンをクリックします。
「関数貼り付け」ダイアログボックスが表示されます。
- 関数の分類で「数学/三角」を選択⇒関数名で「SUM」を選択⇒「OK」をクリックします。
- すると、「数式パレット」が表示され,(B2:D2)と自動的に範囲が選択されています。それが正しいので「OK」ボタンを押します。
- Enterキーを押すと[E2]セルに[493]の数値が返ってきました。
- あとは、オートフィル機能で[E2]セルから下までドラッグして完了です。
飛び飛びの不連続のセル値の合計を求める方法
例えば、男性の合計点数を求めて見ます。
上記4番目からです
- 「数式パレット」が表示されますので、Ctrlキーを押しながら下図のセルを次々にクリックして「OK」ボタンを押します。
- Enterキーを押すと[1452]の数値が返ってきました。
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