AND関数は引数に設定した複数の論理式(30個まで)の「すべてが真」のとき(条件を満たしたとき)は、TRUEを返し、
論理式の1つでも偽のとき(条件を満たさないとき)は、FALSEを返します。
(全てが「条件」を満たしているかどうかを判定する関数です。)
図1.では4名が、基準値 [60点]以下で[FALSE]が返されています。
OR関数は引数に設定した複数の論理式(30個まで)の「いずれか真」のとき(条件を満たしたとき)は、[TRUE]を返し、
論理式すべてが偽のとき(条件を満たさないとき)は、[FALSE]を返します。
(どれか一つでも「条件」を満たしているかどうかを判定する関数です。)
図1.で地脇智子(同姓同名の方ご免なさい)の場合「どれか一つでも「条件」を満たしているか」に対してノーなので、[FALSE]が返されると思います。
AND関数とOR関数では、関数にどちらを選ぶか、だけの相異で後の操作は全く同じです。
そこで、原稿ではAND関数計算を既に実施して回答を表示しました。計算式は[F4]セルをクリックすると「数式バー」に表示されます。
(また、[G4]セルのOR関数の計算も済ましてあり、数式バーに表示されていますが、これを伏せておいてORの計算に入ります。)
図1
下表をコピーして、EXCEL[A1]に貼り付けてご使用ください。
A1セルに貼り付け | |||||
A高校入試 | |||||
性別 | 国語 | 数学 | 英語 | 合計点 | |
山田太郎 | 男性 | 80 | 90 | 80 | 250 |
川田花子 | 女性 | 75 | 70 | 70 | 215 |
草田一郎 | 男性 | 60 | 85 | 65 | 210 |
木田一美 | 女性 | 50 | 80 | 80 | 210 |
上田春子 | 女性 | 65 | 75 | 80 | 220 |
中田夏男 | 男性 | 60 | 55 | 95 | 210 |
下田秋子 | 女性 | 65 | 70 | 65 | 200 |
天野和雄 | 男性 | 65 | 70 | 65 | 200 |
地脇智子 | 女性 | 60 | 60 | 60 | 180 |
人見賢治 | 男性 | 65 | 65 | 70 | 200 |
基準値 | 60 |
上記5からの手順です。(前のページでは基準値[60点]のセルを用意せず、手書き入力しましたが、今回は基準値[60点]のセルを用意しましたので「セル参照」での記入になります。但しその分、絶対参照になります。)
続きます。