いろいろな関数 4

今回の関数は[P1][SQRT],[ROUND],[ROUNDUP],[ROUNDOWN],[TRUNC]&[INT]関数です。

例題のサンプル用にと「円周率」や「平方根」を選ぼうとしましたが、結局使いませんでした。
折角探し当てたものですから掲載しました。

円周率を小数点以下2桁まで、求めなさい。
Excelの任意のセルに[3.141592654]が入力されている場合です。

数式は「 =ROUND(3.141592654) 」です。
戻り値ぼセルが[C3]の場合の数式は
「 =ROUND(数値、桁数) 」になります。数値に[C3]を、桁数に「2」を記入すると、[3.14]が選択セルに返えされます。

関数使用のパターンは繰り返しの説明になりますが、下記のとおりです。

  1. 「戻り値」を求めたい場所としての「セル」を選択します。
  2. [fx]ボタンを押します。
  3. 「関数貼り付け」ダイアログが現れます、
  4. 使用する関数を選択(この場合は、数学/三角⇒ROUND)して、[OK]ボタンを押します。
    すると、数式パレットが現れます。
  5. 記入欄1行目に「セル参照」で記入します。
    (イ)「選択された関数」に引き渡す「引数」が1個で済んだ場合には、記入欄2行目の記入は不要です。
    (ロ)「選択された関数」に引き渡す「引数」が2個で済んだ場合には、記入欄3行目の記入は不要です。
    (ロ)「引数」が3個4個とある場合「記入欄」が自動的に増えていきますので、必要なだけ記入します。
  6. 記入が済んだら[OK]ボタンを押します。
  7. [Enter]キーで確定します。
    [fx]ボタンを使用した場合で、ネスト(=入れ子)を伴わない場合は全てこのパターンになります。

ROUND 関数

書式:「 ROUND(数値,桁数)」

桁数を決めて数値を四捨五入する。

引数1の[数値]は、セル参照か直接数値入力します。
引数2の[桁数]は正の数、負の数で指定します。[0]で指定すると、整数表示になります。下表をご覧ください。

ROUNDUP 関数

書式:「 ROUNDUP(数値,桁数) 」

桁数を決めて数値を切り上げる。

書式で、[数値],[桁数]の入力も[ROUND]関数と同じです。

ROUNDDOWN 関数

書式:「 ROUNDDOWN(数値,桁数) 」

桁数を決めて数値を切り捨てる。

[数値],[桁数]の入力も[ROUND]関数と同じです。

下表は、3つの関数の違いと指定桁数の違いとを比較したものです。Excelへコピーした後、戻り値をクリックすると、数式バーで「計算式」が現れますので、それを参考にしてください。

ROUND関数数式: =ROUND(選択セル,桁数)  または: =ROUND(選択セル,桁数入力セル)
数値 表示 桁数入力の値 戻り値 四捨五入関数
12345.6789 100の位表示 -2 12300
12345.6789 10の位表示 -1 12350
12345.1189 小数点以下0位 0 12345
12345.3389 小数点以下1位 1 12345.3
12345.5589 小数点以下2位 2 12345.56 下は負号の違いのみ
-12345.5589 小数点以下2位 2 -12345.56 負数の例
ROUNDUP関数数式: =ROUNDUP(選択セル,桁数)  または: =ROUNDUP(選択セル,桁数入力セル)
12345.6789 100の位表示 -2 12400 切上げ関数
12345.6789 10の位表示 -1 12350
12345.1189 小数点以下0位 0 12346
12345.3389 小数点以下1位 1 12345.4
12345.5589 小数点以下2位 2 12345.56 下は負号の違いのみ
-12345.5589 小数点以下2位 2 -12345.56 負数の例
ROUNDDOWN関数数式: =ROUNDDOWN(選択セル,桁数)  または: =ROUNDDOWN(選択セル,桁数入力セル)
12345.6789 100の位表示 -2 12300 切捨て関数
12345.6789 10の位表示 -1 12340
12345.1189 小数点以下0位 0 12345
12345.3389 小数点以下1位 1 12345.3
12345.5589 小数点以下2位 2 12345.55 下は負号の違いのみ
-12345.5589 小数点以下2位 2 -12345.55 負数の例
四捨五入 関数の ROUND関数で 「五捨六入」「六捨七入」ができます。       , .
数式: =ROUND(選択セル-0.1,桁数)  または: =ROUND(選択セル-0.1,桁数入力セル)
12345.5555 小数点以下0位 0 12345 五捨六入(-0.1をキーで)
12345.6666 小数点以下0位 0 12346 五捨六入(-0.1をキーで)
12345.6666 小数点以下0位 0 12345 六捨七入(-0.2をキーで)
12345.7777 小数点以下0位 0 12346 六捨七入(-0.2をキーで)

上の原稿をコピーしてExcelの[A1]セルに貼り付け、F列当たりでお試しください。
列が狭くコピーされますので2倍程度広げてお使いください。

TRUNC 関数

書式:「 TRUNC(数値,桁数) 」

書式は[ROUND] 関数と同じです。
数値の小数点以下を切り捨てたり、または指定した桁数になるよう切り捨てることができます。
[数値],[桁数]の入力も[ROUND]関数と同じです。
特徴は整数化のとき[桁数]の入力が省略できることです。

INT 関数

専ら整数化します。

書式:「 INT(数値) 」

下図下段参照
[数値]の入力は直接あるいはセル参照などで入力します。
異なるのは、負の数値の処理です。下表をご覧ください。

続きます。

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