いろいろな関数 5-2

今回は[TIME],[YEAR],[MONTH],[DAY],[DATEDIF]&[WEEKDAY]関数です。

TIME 関数

書式:「 TIME(時,分,秒)」

TIME関数 (時間の経過に使います。)

数値パレッット注釈では、「指定した時刻を表すシリアル値(0:00:00(午前12:00:00)から23:59:59(午後11:59:59)までを表す0から0.999999999 の範囲の少数値)を返します。」となっております。

さらに、「 時には時を表す0から23の範囲の数値を指定します。 」とありました。

引数は3個で[時]、[分]、[秒]の記入欄がありますので、試しに夫々の欄に
1回目「 2、7、59 」と入力しました。戻り値(回答)は以外にも「2:07 AM 」でした。
2回目「 12、0、0 」と入力しました。戻り値(回答)は上と同様で「12:00 PM 」とPMに替わる」
3回目「 12、00、00 」と入力しました。戻り値は上と全く同形式で「12:00 PM 」でした。
そうして、数式バーの表示は「 =TIME(2.0.0) 」で、[12,00,00]にはなりません。
そこで、ダブルコォーテイションを使い、
4回目「 "12"、"00"、"00" 」と入力したところ、下図のようになりました。

結局 [時]、[分]、[秒] は2桁の数値表示で表すのですが、[7]も[07]同じ数と認識するようです。
ダブルコォーテイションを使いば、「数式バー」にそのとおり表示することになります。
「秒の位」が表示されず、「AM」や「PM」と表示されても、「シリアル数値」は生きているのですから時間の計算に差し支えることはありません。
直しかったらWinMeの場合「メニュー⇒[書式]⇒[セル]⇒[表示形式」タブ⇒[時刻]⇒[13時30分55秒]を選択すれば良いことになります。

反省:第1回掲載のマラソンのタイム表示に「TIME関数を使うべきでした。」

日付・時刻に関したシリーズなので、ご参考までに
「メニュー⇒[書式]⇒[セル]⇒[表示形式」項目⇒[ユーザー定義」で設定する 「日付時刻に関する記号の意味」を図示しました。



YEAR関数

書式:「 YEAR(シリアル値) 」

シリアル値入力で年のみを表示します。

数式パレット注釈:「シリアル値を年に変換した結果(1900〜9999年の範囲の整数)を返えします。
シリアル値はEXCELで日付や時間の計算に使用されるコードです。」となっています。
ちなみに、シリアル値に[38122]を入力しますと、「2004」と返ってきます。

MONTH関数

書式:「 MONTH(シリアル値) 」

シリアル値入力で月のみを表示します。

数式パレット注釈:「シリアル値を月に変更します。シリアル値はEXCELで日付や時間の計算に使用されるコードです。」となっています。
ちなみに、シリアル値に[38122]を入力しますと、「5」と返ってきます。

DAY関数

書式:「 DAY(1〜31までの整数) 」

シリアル値入力で日のみを表示します。

数式パレット注釈:「シリアル値に対する日を1から31までの整数で返します。シリアル値はEXCELで日付や時間の計算に使用されるコードを指定します。」となっています。
ちなみに、シリアル値に[16]を入力しますと、そのまま「16」で返ってきます。

DATEDIF関数

書式:「 DATEDIF(開始日,終了日,"DATEDIF関数の単位") 」

2つの日付の間の長さを求めます。

ただし、この関数は「関数一覧表」に載っていません。一応「DATE]を選択しておいて、 数式バーかセルに[DIF]をキーで書き足さなければなりません。「,」も「" "」もです。

セル[A1]に開始日、[B1]終了日があったとします。

数式パレット注釈:「ヘルプをクリックすると、この関数と引数に関するヘルプトピックが表示されます。」とありますので、パレット左下の「?」をクリックします。⇒カエル君が出ますので「この機能のヘルプ」⇒「選択した関数のヘルプ」をクリックすると、すべてが分ります。DATEDIF関数の単位表もあります。

例えば、[A1]記入1950/1/1生まれの人の[B1]記入2004/5/20時の満年齢は
=DATEDIF(A1,B1,"Y") 」のようになります。手順を違えると(赤書きで「正しくありません」と表示されますが、答えはでています。)

DATEDIF関数の単位

WEEKDAY関数

書式:「 WEEKDAY(シリアル値,種類) 」

指定した日付の曜日を求めます。

数式パレット注釈:「シリアル値を曜日に変換した結果を返します。
種類には戻り値の種類を表す
1(日曜=1〜土曜=7)、2(月曜=1〜)、3(月曜=0〜)のいずれかの数字を指定します。」となっています。
ちなみに、シリアル値に[38122]を入力し、「種類に」[1]を入力しますと「7」が返ってきました。「7」は日曜=1〜土曜=7から見ると「土曜」に当ります。

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