いろいろな関数 8−2−3
主な内容
1.条件付き書式機能
2.条件付き書式の設定
条件付き書式機能
条件を指定して、条件を満たすセルだけに書式を設定、「強調表示」します。方法として下記があります。
(一つ一つデータを見ながら書式を設定せずとも、この機能を利用すれば、見落としの心配はありません。)
概要
次項手順6の操作の[書式]ボタンをクリックして「セルの書式設定ダイアログボックス」を呼び出し「強調表示」の設定で
スタイル(O)から「斜体にする」
スタイル(O)から「太字にする」
スタイル(O)から「斜体・太字にする」
色(C) から「色を付ける」
取消し線(K)から「線を付ける」
罫線タブ から「罫線を付ける」
パターン タブから「背景色・網掛けを付ける」
などを設定します。
いろいろと選択肢があるわけですが、何と言っても目立つのは色付けだけで十分といって良いでしょう。最も多用さるのではないでしょうか。
- 「特定のセルを強調表示」するために⇒色を付ける
(「セルの値が」を選んだ場合)
- 「条件を満たす特定セル」の割り出し方⇒▼をクリックして「比較語句」(次項参照)を選択するだけです。
(「数式が」を選んだ場合)
- 「条件を満たす特定セル」の割り出し方⇒▼をクリックして「比較演算子」(次項参照)を選択するだけです。
と、事を簡単に考えましょう。
条件付き書式の設定
選択したセルの値を条件に設定するには
手順
- 条件付き書式の設定する範囲を選択します。
- [書式] メニューの [条件付き書式(D)] をクリックします。
条件付き書式の設定のダイアログボックスが現れます。
4っつのボックスがあり、例えば、3列目の記入ボックスを[A]、4列目の記入ボックスを[B] とします。
- 1列目ボックス▼をクリックして[セルの値が] を選択します。
- 2列目ボックス▼をクリックして比較語句を選択します。
◇比較語句は下記です。◇
次の値の間 (AとB)
次の値の間以外 (AとB)
次の値に等しい (Aのみとなる)
次の値に等しくない(Aのみとなる)
次の値より大きい (Aのみとなる)
次の値より小さい (Aのみとなる)
次の値以上 (Aのみとなる)
次の値以下 (Aのみとなる)
- 比較語句を選択した上で、3列目の[A]ボックスにカーソルが移ったのを確認して[A]及び[B]、または、[A]のみに値を入力します。
[値]の入力はセル参照でもOKです。自動的に絶対参照で表示されます。
- [書式] ボタンをクリックします。
[セルの書式設定]ダイアログボックスが現れます。
- 設定するフォント スタイル、フォントの色、下線、罫線、網かけ、またはパターンを選択します。
- セルの値が条件を満たすか、または数式の値が TRUE である場合に限り、選択した書式がセルに適用されます。
- 他の条件を追加するには、[追加] をクリックし、手順 4 〜 6〜 を繰り返します。
条件は 3 つまで指定できます。指定したどの条件も満たされないと、セルに適用された既存の書式は
変更されません。
既存の書式がそのまま適用されていることで、指定したいずれの条件も満たされていないことを確認できます。
「性別」は[B2:B11]を範囲選択して設定しました。文字色赤色、背景色を付け、網掛けにしました。
「合計点」は[F2]セルのみを選択し、設定。設定後[F2]のフィルハンドルを下にドラッグしました。文字色青色、斜体・太字を選びました・
「平均点」も「合計点」同様[G2]セルを選択し、設定しフィルハンドルを下にドラッグしました。
なお、説明欄で[=]を左のセルに入力してありますが、数式全文を入力すると{TRUE}になり、内容が表示されませんので別枠に入力しました。
選択したセルの「数式」を条件に設定するには
[数式が] を指定する場合は、指定する数式の値が TRUE (1) または FALSE (0) である必要があります。
手順
- 条件付き書式の設定する範囲を選択します。
- [書式] メニューの [条件付き書式] をクリックします。
条件付き書式の設定のダイアログボックスが現れます。
(最初は4っつのボックスがありますが、数式がを選択すると2列になります。)
選択したセル以外のセルのデータや条件を使用するために、書式の条件を指定する数式を使用
するには
- 左のボックスの [数式が] をクリックし、右のボックスに数式を入力します。
- 数式の先頭に等号 (=) を入力する必要があります。
- 数式の条件設定には「比較演算子」を用います。
(数式の値は、TRUE、FALSE のいずれかの論理値である必要があります。)
◇比較演算子は下記です。◇
= (等 号) 左辺と右辺が等しい A = B
< (未 満) 左辺は右辺より小さい A < B
> (超える) 左辺は右辺より大きい A > B
<= (〜以下) 左辺は右辺以下 A <= B
>= (〜以上) 左辺は右辺以上 A >= B
<> (不等号) 左辺と右辺が等しくない A <> B
- [書式] をクリックします。以下は値の設定と同様で、数式の値が TRUE である場合に限り、選択した書式がセルに適用されます。
- [書式] をクリック以後の手順は、上記「セルの値が」と同様です。
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