主な内容
1.[TEXT]関数
2.[WEEKDAY]関数
3.[IF]関数で空白セルを作り[TEXT]関数、[WEEKDAY]関数をネストさせます。
4.フィルタを使ってリストの値を抽出する方法
5.オートフィルタ
6.フィルタ オプションの設定
(「いろいろな関数5-3」と重複しますが再度。)
数式パレットの引数1が「値」、引数2が「表示形式」です。
注釈では:「数値に指定した書式を設定し、文字列に変換した結果を返します。」とあり、
「値には数値、結果が数値となる数式、または数値が入力されているセルへの参照を指定します。」
となっています。
表示形式の注釈では:「表示形式には[表示形式]ダイアログボックスに表示されている数値形式を、
文字列として指定します」となっています。
[表示形式]ダイアログボックスとは、セル書式設定ー表示形式ー分類(C)ー種類(T)、 若しくはユーザー定義ー種類(T)から書式記号 (こちらを参照)、( こちらも参照)を使いますが、必ずダブル クォーティション (") で囲んで指定します。
(「いろいろな関数5-3」と重複しますが再度)
数式パレット注釈:「シリアル値を曜日に変換した結果を返します。
種類には戻り値の種類を表す
1(日曜=1〜土曜=7)、2(月曜=1〜)、3(月曜=0〜)のいずれかの数字を指定します。」となっています。
下図のようになります。カラー表示は「条件付書式設定」による
>
["aaaa"]にすると「土曜日」と表示されます。
日付セルを[A4]とし、曜日セルを[B4]としたときに、[B4]セルに上の式を埋め込みます。
取り敢えず、1月分の曜日の習得法を下記に表示しました。「95年間年表」は、「iroiro-kansu8-3」にあります。
下表をコピーしてEXCEL[A1}セルに貼り付けてください。[A1]セルには「=YEAR("2004/5/1")」と入力し、 [YEAR]関数で2004のみを表示させます。、[C1]セルには「=MONTH("2004/5/1")」と入力し、 [MONTH]関数で5のみを表示させています。ただし、この2つの表示は、[A4]セル以下の「日にち」に連動していませんので、 この場合はただの「2004」、「5」の入力でも同じことなのですが。「連動させた場合の例は 30nen-reki」をEXCELにコピーし、B6セル以降をみていただけると分かります。(A列には1〜31の連番を振り隠してあります。)
今回は(現在シリアル値表示を Delキーで消して)に適当な日付(****/*/*形式)で記入してみてください。10行までコピーしてあります。(フィルハンドルで、月を越えて伸ばすこともできます。また、曜日も同様に伸ばします。)
お手持ちのコンピュータExcelのメニューバーの「書式⇒セル⇒表示形式タブをクリック⇒日付をクリック⇒種類を3月4日 (WinMeの場合)」に設定して置くと「月日」表示になると思います。
また、土日の青赤色表示は「セルの条件付き書式設定」で行います。
2004 | 5 | (平成16年) | ||
スケジュウル表 | ||||
日 | 曜日 | 午前 | 午後 | 適用 |
1日 | 土 | |||
2日 | 日 | |||
3日 | 月 | |||
4日 | 火 | |||
5日 | 水 | |||
6日 | 木 | |||
7日 | 金 | |||
8日 | 土 | |||
9日 | 日 | |||
10日 | 月 |
上記の「A4」セル以下の関数入力は下記のとおりです。
=IF(A4="","",TEXT(WEEKDAY(A4),"aaa"))
=IF(A5="","",TEXT(WEEKDAY(A5),"aaa"))
=IF(A6="","",TEXT(WEEKDAY(A6),"aaa"))
=IF(A7="","",TEXT(WEEKDAY(A7),"aaa"))
=IF(A8="","",TEXT(WEEKDAY(A8),"aaa"))
=IF(A9="","",TEXT(WEEKDAY(A9),"aaa"))
=IF(A10="","",TEXT(WEEKDAY(A10),"aaa"))
MS技術情報によりますと、「 =CHOOSE(WEEKDAY(A1,1),"日","月","火","水","木","金","土") 」でも「年月日から曜日を取得」できます。「曜日を表示したいセル」に赤書き部分を埋め込んでください。上の表を使いますと「=CHOOSE(WEEKDAY(A2,1)」のように[A2]に訂正する必要があります。
今度は[IF]関数を使わないので「曜日欄」は常時に「土」の表示になります。オートフィルでコピーしても
全部「土」の表示です。それでも、例えば月日欄に「2004/6/1」などと入力すれば、「火」と返ってきます。
また、その外にも[WEEKDAU]関数を使わず[TEXT][DATE]関数でも「曜日の取得」ができます。
下の点線間をExcel[A1]セルに貼り付け
----------------
2004
6
1
----------------
-
下式を[B3]セルに貼り付けてください
=TEXT(DATE($A$1,$A$2,A3),"aaa")
後はオートフィルでコピーします。
さーて、上の表を何かに活用できないものだろうか?
リストのフィルタ処理は、リストから特定のデータのセットをすばやく「抽出」します。
抽出されたリストには、特定の列で指定した検索条件に一致する行だけが表示されます。
リストのフィルタ処理には次の 2 つのコマンドがあります。
基本的な検索条件でデータを抽出する場合に使用します。また、選択した項目に基づいてデータを抽出することもできます。
オートフィルタでは、列に条件を 2 つまで適用できます。(3っつ以上条件が重なったときに[フィルタ オプションの設定]を使用することになります。)
[フィルタ オプションの設定] は、詳細な検索条件を指定してデータを抽出する場合に使用します。 並べ替えとは異なり、フィルタ処理ではリストの構成は変更されません。フィルタ処理では、必要のない 行が一時的に非表示になります。
「抽出」は条件に一致したデータのみを表示し、一致しないデータは非表示になります。
(特定の列で指定した抽出条件に一致する行(レコード)のみを表示。)
「検索」はデータを表示したまま、条件に合ったセルを探します。
●ワークシートの行の系列で、例えば、請求書のデータベース、顧客の氏名と電話番号などといった関連するデータが入力された一覧。
●リストはデータベースとして使用できます。その場合は、行がレコード、列がフィールドになります。
●リストの先頭の行には列ラベルがあります。
通常、ワークシートの各列の一番上には見出し (項目名) があり、データの内容を説明しています。以下は設定から抽出するまでの手順です。
1.「1 つの列に対して 2 つの条件を使ってリストを抽出する場合」、または
2.「 "=" 以外の比較演算子を使用する場合」(不等号[<] [>]使用の場合)
は列のオートフィルタ▼矢印をクリックして「 (オプション)」 をクリックします。
注):1 つの列にフィルタを使用した場合、他の列で使用できるフィルタは、最初に抽出されたリストの表示されたセル(可視セル)の値だけです。
各列のオートフィルタ▼矢印をクリックすると、「リストボックス」が表示され、空白セル (スペースだけのセル) および空白以外のセルも含め、その列の一意な表示セルがすべて一覧で表示されます。この一覧から項目を選択すると、選択した値が入力されていないセルの行が、すべて非表示になります。
列に 3 つ以上の条件を適用したり、ほかの場所にデータを抽出したりする場合は、フィルタ オプションを設定して、より詳細な検索条件を使用します。
氏名 | 性別 | 国語 | 数学 | 英語 | 合計点 |
山田太郎 | 男性 | 80 | 90 | 80 | 250 |
川田花子 | 女性 | 75 | 70 | 70 | 215 |
草田一郎 | 男性 | 60 | 85 | 65 | 210 |
木田一美 | 女性 | 50 | 80 | 80 | 210 |
上田春子 | 女性 | 65 | 75 | 80 | 220 |
中田夏男 | 男性 | 60 | 55 | 95 | 210 |
下田秋子 | 女性 | 65 | 70 | 65 | 200 |
天野和雄 | 男性 | 65 | 70 | 65 | 200 |
地脇智子 | 女性 | 60 | 60 | 60 | 180 |
人見賢治 | 男性 | 65 | 65 | 70 | 200 |
氏名 | 性別 | 国語 | 数学 | 英語 | 合計点 |
>=70 | >=70 | >=70 | |||
以上出題 | |||||
以下回答 | |||||
氏名 | 性別 | 国語 | 数学 | 英語 | 合計点 |
山田太郎 | 男性 | 80 | 90 | 80 | 250 |
川田花子 | 女性 | 75 | 70 | 70 | 215 |
氏名 | 性別 | 国語 | 数学 | 英語 | 合計点 |
>=70 | >=70 | >=70 |
上の表では一行で「条件設定」をしましたが、その場合の条件設定は[AND]検索になります。
そこで、各項目毎に行を替えて設定しました。すると[OR]検索になります。下図と上の表を比較してくだされば、その違いがお分かりかと思います。(なお、今回は[重複するレコードは無視する(R)]へのチェックは入れてありません。)