孫娘とIT

高校3年になる孫娘が岩手から一人でやって来た。柏の某大学の推薦入試のために
来たのです。                                

翌朝付き添え無しで出向き、無事、面接・筆記を済ませ帰ってきたので、「どうだ
った」と聞いたら「まあまあ」だったという。結果は一週間後自宅通知とのことで
「もし落ちてもまだ一般試験のチャンスがある」とあっさりしたものでした。  

夕食を済まし落ち着いた頃「壁紙ってなーに、ホームページはどうやって作るの」 
の質問を受けました。聞いてみるとワープロ検定の1級、情報処理(エクセル)検定
3級を取得し英語検定は準2級という。もうパソコンやるのに最良の条件を備えて
いた、というより私の遥か上を行っているようなのです。「塾通いをしたの」と聞
いたら「勉強は高校の授業だけ」との返事が返ってきました。高校のIT授業の成
果を垣間見ると同時に、私のパソ歴数年は何だったんだろうと考えさせられてしま
いました。                                 

折角来たのだし、ホームページの質問も有ったことから、この際ホームページの  
イロハを教えておこうと思いました。説明の手順としては「表面に現れるホームペ
ージ」と「裏方さんとして、いろいろ細工をするHTML」。そのHTMLを理解させるた
めホームページ作成エジターは使用しないで説明しようと思ったので、次の手順に
なりました。                                

ホルダーを作ろう
手順1、ホームページの表現に使用するすべてのフアイルを入れるための入
    れ物HPホルダーをマイドキュメント内に作る。     
htmlフアイルを用意しておこう
手順2、HPホルダー内に書き込み用IEフアイルを2〜3個用意する。
      (.txtから作る方法もあるが)それを著名なワード2000で作る。
     ワードを起動して「あ」と一字打ち込み「Webページで保存」して開 
     いて見せました。たった一字なのにhtmlソースは何十行にもなってい
     ます。私の最も苦手なXML様式なのでそれを全部消去し真っ白にしま 
     した。表も裏方も真っ白です。                  
htmlフアイルを文字だけでなく賑やかに飾りたい
手順3、インターネット無料素材屋さんから、アニメ1個を取得HPホルダーへ。
    デジカメで本人を写し、画像処理ソフトで編集してHPホルダーへ。
    (ここまで14〜5分で準備完了しました。)予備知識として次の3点

その1. htmlの基本構造の下記を説明・記入
<html>
<head>
<title>
</title>
</head>
<body>

</body>
</html>

その2.「<」と「>」の間にタグと呼ばれる英数文字や記号を必ず半角
(直接入力)で打つ。                          
 「>」と「<」の間に自分の文章を入れる。             
 別な言い方として、htmlタグを< >で挟み、表現したい文字等を< >で挟むとも言う。
 改行は<br>で、改段落は</p>で、段落後の始めは<p>を入力

手順4.いよいよHTMLタグ及び表現部分のタイプ(ここでは、私は完全な脇役、口で言うのみ)
        1.上記HTML基本構文を打ち。<body> 〜 </body>間に「ホームページ名」を
            入れそれを編集するために下記(茶色文字)のようにタイプさせました。私は下文の
            読み上げ役です

        2.<font color="red"
            読み上げ「小なり括弧、フォント、スペース、カラー、=ちょんちょん、間に、レッド 」
            size="5" 
      読み上げ「スペース、サイズ、=ちょんちょん、間に5」   
      face="MS 明朝"
            読み上げ「スペース、フエース、=ちょんちょん、間に全角MS、スペース(半角)、明朝」
            >ホームページ名</font>
      読み上げ「大なり括弧、ホームページ名、小なり括弧、スラッシュ、フォント、大なり括弧」
         と読み上げました。トータルでは、下記になります。
           <font color="red" size="5" 
           face="MS 明朝">ホームページ名</font>
         以上の記述で「ホームページ名」は赤色、サイズ:5、書体:MS 明朝で表示されました。

3.写真の挿入<p><IMG src="CKasako1.jpg" width="55" height="54">      
  小なり括弧、p、大なり括弧、小なり括弧、IMG、スペース、src、=ちょんちょん
   間にmago2.jpg ワイズ、=ちょんちょん間に55、スペース、ハイト、=ちょんち
   ょん間に54、大なり括弧。                         

以上、基本構文の中の<body></body>間にHTMLタグ打ち込んだだけで「文字」と「写真」
によるホームページが出来上りました。これが、HTMLと言うものでホームページの元に
なっているのでHTMLソースと呼ばれているのですよ。                

それからタグ辞典・スタイルシート辞典を見せて、こんなに表記の約束事があるが、そ
の都度真似るか、他人のホームページのソースをそっくりコピー(パソコンの最大の武
器であり利点を活かし)しても実現出来ることなのですよ。                      

今度は(ホームページ作成ソフトの)IBMホームページ・ビルダーで作って見ました。私の
出番。予め用意したデジカメ写真(編集済)やインターネットでダウンロードした矢のア
ニメ、ビルダーからは質問のあった壁紙、バイク、風車アニメを次々に挿入し「HP作成ソ
フトとはこういうものですよ」と教えました。                    

孫娘は、自分でも簡単にホームページが作れたことに大満足の様子でした。ホームページ
の最大の特徴であるリンクとアップロード迄は時間の都合で至りませんでしたが、1時間
丁度の説明でホームページの概要は分かっもらえたと思います。            
そのページです。                           
html記述で作ったページ(ソースを見て下さい表記が簡単明快です)。   

ー追記 幸いにもこの娘に入試合格の通知が届きました。パソコンを駆使出来るというこ
とは企業のみならず大学においても有利な条件の一つになってきているのでしょう。   

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