ワードで年賀状作成
年賀状のシーズンになりましたが、既に出来上がっている方も多いのではないでしょうか。
私はぎりぎり派で、昨12年もラスマエ30日投函という”ていたらく”(方言?)でした。といってもこれには訳ありなのです。年賀作成ソフトを購入する気は全く無かったのですが折り良く出合ったメッツの無料ソフト「筆自慢」を購入(0円の領収書と共にCD-ROM届く)することになったのです。
そこでExcel作成の住所禄をインポートしようとしたのですが、何としてもうまくいかずWindows95機でマイクロソフトの「はがきスタジオ(初代)」を使って宛名書きをやっと済ませたような訳でした。
ところでこの初代「はがきスタジオ」はWindows98にはインストール出来ません。もし強行すると98の機能低下を招きかねないからです。昨年は止むを得ず95機使用ということになりました。
OSがバージョンアップする度に年賀作成ソフトを買わされたのではたまりません。新規にパソコンを購入された方には殆んど付録でソフトがついているようですが、「使用書」が有るのか無いのか、とにかくわかりづらいのです。そのような訳で今ショップに行くと各ソフトの使用手引書が置いてあるのです。
IT講習会を終了した方の間から、年賀状作成講習会なども実施して欲しい。との声も聞かれるところです。新聞の報道によれば、ある町の郵便局では「年賀状講習会」を開いたそうで、好評だったようです。
私も知人宅で、筆王、筆ぐるめ、そして手持ちの筆自慢、旧はがきスタジオと経験したのですが、多機能、融通性などから「統合ソフトであるワード2000(若しくは2002)」で作成した方がベターではないかと考えました。次にその作成法をご覧下さい。
ワード2000で年賀状の作成手順
【本文編】
- ワード2000を起動する。
- 用紙サイズをハガキサイズに設定する。
方法:
- メニューバーの【フアイル】メニューから
- 【ページ設定】
をクリック。ページ設定のダイアログボックス(以下ボックス)が現れます。
- 【用紙サイズ】タブをクリックすると下図ボックスに変わります。
- 【用紙サイズ(R)】の「▼」をクリックして【はがき】を選択すると上図のようになります。(【はがき】と【はがき横】の2種類あるので注意)印刷の向きですが、の縦長縦書きの場合は縦のラジオボタンに黒点が入っていることに注意して下さい。
- ページ設定のダイアログボックスで今度は【余白】タブをクリックすると、下図ボクスに変わります。
- 【上下左右と とじしろ】の【数値を全部 0(半角英数で)】に設定します。その他の状態は上図に真似て下さい。
- ここで【OK】にします。そうすると下図の画面がでますので【修正(F)】を選択します。
- 修正された画面は下図になります。これに手を加える必要は有りません。【OK】です。
- 閉じますと自動的に「はがき裏面」が現れます。若しならない場合は次のことをします。
- メニューバーの【表示】メニューから【印刷レイアウト】をクリックするとページ設定されたはがき裏面が表示されます。
四隅の小さい四角は余白マークで、これ以内が印刷の範囲ということになります。
- 年賀文や画像等の取り入れ方に入ります。
年賀状CD-ROMに気に入った文面・デザインのサンプルがあって、それでOKの場合は問題はないのですが、オリジナル文面を作りたい場合について以下記述します。
使用する年賀文や干支イラスト、家族写真、その他などは予め雑誌付録のCD-ROMや素材集またはインターネットの素材屋さんから収集しておいてマイドキュメント内のどこかに保存しておけば、それを挿入で呼び出し、貼り付けます。文体の変更、画像の大きさ配置等の編集は後で幾らでも出来ますので、先ずはがき面に載せることです。画像の編集は後でも先でも、どちらでもよいのです。以下 Microsoft Word2000の基本機能を使用しての操作になります。
(1)挨拶文の取り入れ
文章(Microsoft Wordでは「テキスト」と呼びます。)を入れるスペースを作ります。
方法:
- メニューバーの【挿入】メニューから【テキストボックス】→【縦】(または【横】)を選択します。
カーソルが【+】になりますので、それで四角の枠を描きます。細かい斜線に8個の小四角が表示されていれば、テキストボックスが選択された状態になっています。
- 【ご自分の年賀文】をワープロします。文案、デザインは新聞綴込みの宣伝チラシで十分です。MS-Wordのワープロです、高等な書体(?)は別として殆んどストレス無く入力できます。
- 行間隔は[固定値]を選び「数値記入」で調整します。メニューバーの【書式】メニューから【段落】を選択、下図ボックスが現れますので丸枠内のように設定して下さい。(図では[最小値]となっていますが[固定値]を選びます。)
第4図
(2)画像(写真、イラスト等)の取り入れ
前回(1)で文章を入れるスペース【テキストボックス】を作ったのと同様に【テキストボックス】
を必要分(2〜3個)、空欄に作ります。伸縮自在なので適当な大きさで結構です。
方法:
- 【テキストボックス】を選択した状態で、メニューバーの【挿入】メニューから【図】→【ファイルから】を選択
- 下図ボックスが現れます。普通には My PicturesかMy Documentsが現れますので、
そのどちらかに年賀用画像が保存してあれば、それを選択して【開く】をクリックする
ことで呼び込めます。(もし、無かったら保存先違いも考えられます。ハードデスク(
C))なども探して下さい。
下図
以上の手順で作成した。裏面のサンプルです。但し2つの画像はワードの【挿入】メニューから【図】→【クリップアート】(【ファイルから】の上にあります)から取り入れました。
また、女性顔写真はMy Picturesから取り入れました。(現物はカラーです。H13.12.8)
「ワードで住所録を作り、はがき宛名印刷を行う」は次ページです。
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