トピックス

今日はお盆の14日、寺総代の末席を務めさせて頂く関係上―新築なった禅寺 曹洞宗瑞龍山来見寺(来見寺物語もどうぞご覧下さい。) に就いてトピックスとしてご紹介いたします。

東国戦記なる書物によれば戦国時代の府川城主豊島紀伊守頼継は非常に強い武将として登場している。 足高城主岡見氏と組み、その重臣栗林義長(三国志の諸葛孔明の様な人物―また狐の申し子ともいわれる) との合同戦線で知略謀略の限りを尽くし戦いに連勝した様が非常に面白く描かれております。 来見寺は紀伊守頼継が永禄3年(1560)知行地を寄進し菩提寺として建立。当初は自らの名をとり頼継寺 (らいけいじ)と称していました。

東照神君家康公が慶長9年(1604)鹿島神宮参詣のおり、岡崎時代の師友であった三世住職の 日山和尚を尋ね来られました。 以来、寺名を来見寺に地名を布川に改名せよとの上意があり御朱印30石と 「松替の梅」(庭木の写真で三本支柱のある木) を下賜された由緒のある寺で、又禅寺として格式の高い寺でもあります。
(註)今度の寺再建に当たっても住職はこの格式を強調され禅寺としての間取りを踏襲する所となりました。 写真の山門は赤門と呼ばれその昔城主でさえ馬を下りて入ったとか、諸大名も 門前で下馬するとかが有ったようです。
寺名と松替の梅は、すなわち、神君家康公そのものだったようです。
小林一茶はこの事から次の句をを詠んでおります。
  ”赤門や おめずおくせず 時鳥 ”と。   句碑

一茶は布川の文人と交流があり度々当地を訪れたようで、郷のまつり(五)に有る琴平神社奉納相撲を見て
  ”べったりと 人のなる木や 宮角力 ”の句詠んでおります。   句碑
江戸の最高力士の大関までも来所して相撲を奉納した謂れもあり当時の盛況さが伺われます。私の詩にも この句を引用させて頂きました。                           

話を来見寺に戻し、参考までに寺建設の推移などを下記に列挙致しました。

   平成 5年 6月   住職 北見孝齋 来見寺本堂再建発起
   平成 5年10月 3日 第一回建設委員会
     平成 8年10月20日 起工式
   平成 9年 7月31日 上棟式
   平成10年 5月   竣功引き渡し

平成10年6月9日〜11日の3日間見学会として檀家の皆様方に仮披露落慶式を、平成10年11月23日に 執り行う運びとなりました。当日は100人規模の稚児行列もあり、宗古式に則った儀式は壮観なものとなるでしょう。 今から楽しみにしているところです。

建物の状況から判断し寺再建を発起した住職の熱意と、無理なお願いを聞いてご協力下さいました 檀家皆様方の温情が見事に実を結び写真のような立派なお寺が出来あがりました。 時期的に恵まれたことも幸いし順調に仕上がった事は誠にご同慶の至りです。 一茶の句を交えながら小さな町の出来事をお知らせしました。(8月14日記)

落慶式は好天に恵まれ予定どうり稚児行列をスタートに    写真1、    写真2とり行われました。
永平寺、持寺本山から、また茨城県内宗門の住職30名位の参加も有って 荘厳にして盛大な式典となりました。 写真は当山歴代住職に報告と供養の儀式。 (12月4日記)

「郷のまつり」7番に有ります晩秋の風物詩布川の地蔵市(平成10年)はこちら

「郷のまつり」4番の詩にあります利根町納涼花火大会が8月17日の夕 べに行われます。昨年と同様利根川対岸の印西市と同時開催になり競演が楽しみです。
利根町側では灯篭流しと盆踊りが盛大に行われます。利根川堤に大勢の観客が訪れ、夜店も大繁盛です。 貴方も利根河川を彩るこの夏のイベントを楽しんで見たら如何でしょうか。 利根の堤にゆったりとした席をとり涼風を頬に襟あしにまた胸元に受けての、花火観賞は都市型花火 とはまた異なった風情があります。
なお、16日には同会場でカラオケ大会が行われます。 また17日の花火は”雨天強風の場合”には翌日18日に順延されます。(8月13日記)

耳寄り情報でお伝えしました「どんど焼き」が時間どうりの15日-9時からフレッシュ・タウンと 泪塚間の田んぼで行われました。大勢の子供、親子が集まりました。ボーイスカウト&ガールスカウト 奉仕により作られたどんど小屋や、安全に整備された会場、そして餅を刺した篠だけを並んで貰 う子供たち。
どんど小屋が焼き崩れた後、餅ざおを差し伸べ一斉に焼き始めました。 ほほえましい風景でした。私も一つ焼きました。おしるこ汁を頂戴し美味しく頂きました。 さらにスルメにお酒までと至れり尽くせのサービスには感激いたしました。餅も多めに用意したそうで、 来年もまた来て見ようと思いました。                     

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