新規作成日
H14.09.19
更新日
H14.
1.スタイルシート入門 (2)
1-1 スタイルシート設定場所と優先順位
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◇1.スタイルシート入門(2)
◇ 1-1 スタイルシート設定の場所と優先順位
- ◇第1の方法(リンク方式)◇ 予め外部にスタイルシート・フアイルを1個作り、拡張子を
「.css 」にして保存します。保存場所は、なるべく同一ホルダー内が良いのですが、上下の階層でも
読み込みはできます。
<head> 内に<h5> <link rel="stylesheet" href="stylesheet.css" type="text/css"></h5>の
形で記述することで、同一フォルダー内にある「フアイル名.css」を呼び込み、そこに設定された
仕様を実行することになります。
従って上記の形で.CSSフアイルにリンク付けしておけば、1個のフアイルで複数のフアイルに同じ仕様
のものが、行き渡ることになります。(このシリーズのような場合には、全ページに渡って統一した
表現が望まれるところです。)
- ◇第2の方法(エンベッド:埋め込み方式)◇ そのページ<head>部にスタイルシートを
設定します。
本ページの例では、<a>(アンカータグ)、<h2〜6> (見出しタグ)<p> (段落タグ)
<li> (リストタグ)に作用を及ぼすようスタイルを設定してあります。
この <head> の段階では「タグ」とは呼ばずに「セレクタ」と呼びます。文字どうり「選択部」
です。
この設定が <body> 内に記述された<a> <h> <p> <li> 等のタグに
伝達され実行されるのです。
設定内容は各要素名の直後に「{ 」と「}」で囲んだ部分、これを「宣言部」と言いますが、ここに記述し
ます。宣言部は「属性:」と「値;」を記述しますが、複数あってもかまいません。属性の後にコロン、
値の後にセミコロンを付ければ何個でも繋げることができます。下はその形です。
セレクタ{属性名:値; 属性名:値; 属性名:値; 属性名:値; 属性名:値;}
選択部 {ーー ー ー ー ー ー ー宣言部ー ー ー ー ー ー ー ー ー}
- ◇第3の方法(インライン方式)◇ <body> 内の <xx> タグに直接スタイルを設定
する方法です。
例えばこのページでも、一番最初の見出し(桃色)のところの見出しタグ <h2> にスタイル
を設定し、
<h2 style="font-family:MS 明朝; color:#ff0000; text-align:center;">〜</h2>
としました。
実は <h2> タグについては3箇所にもスタイルが設定してあります。この重複は現実に起こりうる
ことなのです。
第一の方法の「外部に「スタイルシートフアイル.CSS」を作り、仕様は文字色を「空色」で設定スミです。
(但し、サンプルとして作ったので、内容は <h2 > タグだけを対象にしてあります。)
h2{font-weight: bold; color: #00ffff; text-align: center;}
また、第2の方法の <head> 部にも、<h2> は文字色を「緑色」で下記に設定してあります。
H2{FONT-SIZE: 22pt; COLOR: #00ff00; font-family: MS 明朝;}
更に、第3の方法の <body> 内にある <h2> タグに直接下記スタイルを設定しました。
<h2 style="font-family: MS 明朝; color: #ff0000; text-align: center;">〜</h2>
このように <h2> タグには3箇所から、異なったスタイルが設定してありますが、下記の優先順位
があります。
1.「body内の1つのタグに直接設定」
2.「head内設定で同一フアイル全般に適用される」
3.「外部にスタイルフアイルを作り、リンクタグで読み込む」の順位になっています。
ということで、このページの「スタイルシート入門(2)」の文字色「赤色」の「MS 明朝体」は、
1番目が優先されたか結果になっています。なお、文中の赤書きは <head> 部の「h5」セレクタに、
カラー#ff0000とフォントサイズ11ptを設定しました。
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