マルチメデア実習室

関数の引数とIF関数について

ここでは、関数を構成する、各要素の説明です。

関数の書式: =関数名() で、「何々関数を使います」と表明します。

()の中に引数というものを入れます。引数の数と名称は、関数によって
  変わります。引数の数を数えるには、[ , ]区切りがポイントになります。

引数が0の関数もあります。

例えば、

等があり、()内は無記入です。

引数が1つの関数もあります。

例えば、

()内は[数値]記入で、[ , ]カンマは有りません。

引数が3つの関数

いよいよ本題の[ IF ]関数の解説です。

始めに「関数の図式」をご覧ください。

1.「=」等号は、関数の計算式の先頭には必ず入力します。
2.「関数名」は半角英数で入力します。
3.「引数1,2,・・・」は「計算を実行するときに使う値や、計算方法の詳細などを決める値」のことを言います。
4.「,」カンマは引数と引数の間に入れ、引数を区分します。
5.「()」括弧で引数の両端を挟み、引数入力の開始と終了を表しています。


改めて、【関数とは】

利用頻度No.1〜2とも言える[SUM]関数と[IF]関数、その他について学習しました。
これ等から感じたことは「複雑な計算を簡単に行うために、あらかじめ用意されたプログラム(仕掛け)」のようです。しかも、数値回答だけでなく、[IF関数]に有っては適切な文字列で処理してくれます。
Excelの使用に当たって、適切な関数で処理をすると時間の大幅な短縮が見込まれるようです。関数の種類も一般操作で使う「ワークシート関数」と呼ばれるものが、300程度用意されていますので「何でも関数処理」てなことになりかねません。できるだけ多くの関数に挑戦したいと思っています。

IF関数では、「真の場合」の措置、「偽の場合」の措置として、日本語が使えます。 その場合ダブルコーテイション[""]で囲む必要があります。

IF 関数の書式

=IF(論理式,引数2,引数3) で、()内の引数は3つです。(引数3つを念頭に置いて対処することになります。)

=IF(論理式,真の場合,偽の場合) 対象となる論理式の計算結果に対応する式を返します。
意味:論理式が正しい場合は、「真の場合」を実行しなさい。そうでないときには「偽の場合」を実行しなさい。

IF 関数の使用法1 一発で処理済みの場合

=IF(論理式,"実行文字列","")

IF 関数の使用法2 2つの処理の実行

=IF(論理式,"実行文字列","それ以外はこの文字列を実行しなさい")

IF 関数の使用法3 IF関数をネスト

=IF(論理式,"実行文字列1",IF(論理式,"実行文字列2",IF(論理式,"実行文字列3",・・・7回ネストできます。

IF 関数の使用法4 ANDやOR関数をネスト

=IF(AND(A=B,C>D),"実行文字列","それ以外はこの文字列を実行しなさい") ANDやOR関数は30個の選択肢が有ります。

IF 関数の使用法5 ANDやOR関数をネスト

=IF(OR(A=B,C=D),"実行文字列",それ以外はこの関数式を実行しなさい) ANDやOR関数は30個の選択肢が有ります。

IF 関数の使用法6 エラー値回避策

=IF(△="","",それ以外はこの掛け算をを実行しなさい)

注)上の実行値は、例えばの表示にすぎません。その外にも数多くの使用法があって、使用頻度の高い関数です。

論理式には、「比較演算子」を用います。(論理式で構成される、AND、OR 関数も比較演算子を使用)

比較演算子 : 右辺と左辺の2つの値を比較し、結果として TRUE または FALSE の論理値を返します。
比較演算子          内容        例
=(等号)        左辺と右辺が等しい     A1=B1
> (〜より大きい)   左辺が右辺よりも大きい   A1>B1
< (〜より小さい)   左辺が右辺よりも小さい   A1<B1
>= (〜以上)      左辺が右辺以上である   A1>=B1
<= (〜以下)     左辺が右辺以下である   A1<=B1
<>(不等号)      左辺と右辺が等しくない  A1<>B1
その外に比較の対象となる[関数式]も使えることになっています。

主な関数と用途

(類似の関数)
(セルを数える)

(IF,AND,OR関数は「論理式」が有ります。他も重要な関数です。

日付と時刻に関する関数
数値を任意の桁だけ表示する方法 (表示形式の使用 )
(数値を任意の桁で丸める方法)
(数値を任意の桁で丸める方法)
数式で行/列ラベルを使う方法
「文字列操作」に関する関数

   (RIGHT 関数では、半角と全角の区別なく 1 文字を 1 として処理が行われます。)

   (RIGHTB 関数では、バイト数 (半角単位) で処理が行われます。)

   (MID 関数では、半角と全角の区別なく 1 文字を 1 として処理が行われます。)


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