Pixia の使用法 1
PIXIA のメニューバー
第1図
PIXIAのツールバー、P・C・O・L パネル
第2図
第3図
P パネル -PALETTE-
よく使う色を登録したり、描画方法をカレントカラーにするか、ケシゴムにするかなどを選択する部分です。
描画色として画像を登録して使用することや、G(グラデーション)色などが選択できます。
◇パレット◇
1,2,3,Gをクリックすると、パレットを切り替えます。G はグラデーション パレットです。
左クリックで、色取得、右クリックで色登録、色は単色、ビットマップ区別なく使用できます。
▼をクリックすると、描画方法の選択メニューが現れます。または、クレオンアイコンから、右は下記の用途です。
- [クレオン] :色 現在選択している色(ビットマップパレットやグラデーションパレットも含む)で描画します。
- [ぼやけた●] :ぼかす 描画する部分をぼかします。
- [おたまじゃくし] ::こする キャンバス上でドラッグすると、こすったような効果になります。
- [右回り矢印] :かきまぜる 描画する部分の色をかきまぜて描画します。
- [薄い●] :ぼかす2 描画する部分の色を平均化して描画します。
- [重なった□] :フィルター 部分的にフィルタをかけたい場合に使用します。最初に、使用したいフィルタを選び、その後フィルタをかけたい部分に対して描画すると、その部分だけにフィルタがかかります。
- [ケシゴム] :描画する部分を透明にします。
P パネル -濃度と密度-
描画時の濃度(密度を変えずに濃度を変更して透明度を出す)と、密度(濃度を変えずに密度を変更して透明度を出す)の設定は、ここで指定します。
◇[t]、[d] のスライダックで、夫々[濃度]、[密度(粗さ)]を調整する◇
第4図
- [t 値]は色の「濃度」を表しています。
- [d 値]は「デッサ」の略で「塗りの粗さ」を表しています。
(「デッサ」とは、「ディザ法はある決められた階調でより豊富な階調を表現するための画像処理の手法」とのことです。)
- 夫々、0〜100 までのレベルで、デフォルトではどちらも、100に設定されています。
- どちらも描画を重ねていくとカレントカラーで塗りつぶされた状態と同じようになります。
- この濃度と密度はフィルタや貼り付けなど画像編集全体に影響を及ぼすので、変更したことを忘れて貼り付けなどを行うと、操作が行われなかったような錯覚を起こすことがあるので注意が必要です。
P パネル -単色 パレット-
第3図Pパネルの[1],[2],[3]は単色 パレットです。(ただし、[T]にビットマップ2個あり)
P パネル -ビットマップ パレット-
第3図Pパネルの[1]のパレットの上から3行目の5番、7番目が絵になっていますが、これはビットマップパレットです。
キャンバス上で[SHIFT]キーを押しながら右ドラッグするとビットマップがスポイトされますので、
Pパネルの置きたいパレットの上で右クリックしてください。
([表示]→[補助設定]→[ペイント設定]で、右クリックで[スポイト]に設定する必要があります)
後述の「C パネル」の[フォルダ型]ボタンを押すと、「任意の画像ファイル」、「部品庫」、「テクスチャ」をビットマップパレットとして使用できます。
P パネル -グラデーション パレット-
第3図Pパネルの「G」でグラデーション パレットを開きます。
グラデーションは、長方形グラデーションと波形グラデーションと2種類あります。
第3図Pパネル[T] で長方形グラデーションを選択します。
第3図Pパネル[U]で波形グラデーションを選択します。
第3図Pパネル[V] を併用すると、[T]と[U]を夫々「デッサ模様(粒粒で表示)」で表示することになります。
◇長方形グラデーション◇
グラデーションの4隅にある四角に左クリックで色を置きます。四辺の長方形をクリックすると、
辺の線端の色の間での2色グラデーションになり、
中央のグラデーション表示も2色間のグラデーションに変わります。
中央を右クリックすると4色グラデーションに戻ります。(下図参照)
長方形パレットを使用する
- □ボタンを押して作業画面上で、で範囲を指定します。
- 第3図で示す、「T」のボタンをクリックします。
スクエアパレットが表示されます。
例えば右図、「Tの1図の場合」
- 右上隅を選択して、Cカラーパレットの円形カラー座標で赤色を選択します。若しくは、その右の3本のバー赤色を作成します。
- 右下隅を同様に、黄色にします。
- 左下隅を同様に、緑色にします。
- 左上隅を同様に、白色にします。
- ツールバーの「塗りつぶし」をクリックすると、選択範囲にグラデーションができます。
- レイヤパレットの[編集]メニュー から、[追加]を選択して、新しい「レイヤ」を作ります。右図はこれを9回繰り返し、最後に「レイヤの結合」で1つの画像にしました。
第5図(4隅未入力)、 第6図(4隅赤,黄,緑,白入力)、 第7図(4隅黄,赤,白,緑入力)、第8図(グレースケール)
- [イの長方形]内を右クリックし、「塗りつぶし」ボタンをクリックすると、[イの長方形]のグラデーションになります。
- [ロの長方形]内を右クリックし、「塗りつぶし」ボタンをクリックすると、[ロの長方形]のグラデーションになります。
- [ハの長方形]内を右クリックし、「塗りつぶし」ボタンをクリックすると、[ハの長方形]のグラデーションになります。
- [ニの長方形]内を右クリックし、「塗りつぶし」ボタンをクリックすると、[ニの長方形]のグラデーションになります。
- [ホの正方形]内を右クリックし、「塗りつぶし」ボタンをクリックすると、[ホの正方形]のグラデーションになります。
(左クリックでは、クリックした所のカラーの取得になり、取得したカラーを使用するには、[G]パレットではなく、[1],[2],[3]の単色選択カラーパレットに切り替える必要があります。)
- [1],[2],[3],[G]の右隣の角度スケールで任意の角度が付けられます。(第9図参照)
第9図
◇波形グラデーション◇
波形パレットを使用する
第10図
- 第3図または、第6図参照、[U]をクリックすると、波形グラデーション パレット(第10図)になります。
- 第3図または、第6図参照、右内側の、○1,○2,○3,○4は、前回までに作成したユーザー作成グラデーションが、4パターン記憶され縮小表示されています。
- 追加したい色をカレントカラーにした状態で、[右向き▲]をクリックすると、カレントカラーが追加されます。(カレントカラー:現在色表示)
そのままの状態で右にドラッグし、矩形枠内の任意の所で止めると、そこに追加した色が置かれます。
- 第10図で白三角は、その上の色を支配します。白三角をドラッグして、その上の色の位置を決めます。
白三角を左右の欄外にドラッグすると、色の削除になり同時に白三角も消滅します。
- 更に上記夫々に「角度」を付けることができます。
左側にある目盛りをクリックもしくはドラッグでグラデーションの角度を指定します。角度の数値が下に表示されます。ここをクリックすると0度に戻ります。
また、ビットマップもグラデーションに加えることができます。上記のビットマップパレットとしてキャンバスからスポイトするか、Cパネルで部品庫や任意の画像ファイルをロードください。色の置き方は、単色の場合と同じです。
第11図
選択範囲をグラデーションで塗る
第11図の中段3個は、第3図で示す、「U」のボタンをクリックして
更に、Gグラデーションの中央で黒色横長バー内の白△を増減し、ドラッグして作りました。
- 「U」のボタンをクリックすると、縦長バーが3本になります。
- 「角度スケール」の右隣3番目のバーの茶色△をクリックしてから、黒色横長バーの、「左端または、右端」をクリックすると△印が増えます。、
- その、△印を「左端外または、右端外」にドラッグすると削除できます。
- △印を枠内で適宜左右にドラッグすると、グラデーションの間隔の調整ができます。試して見てください。
- 角度は、[G]ボタンの右側の縦長バー(角度スケール)で付けます。
◇デッサグラデーション◇
第3図で示す、「V」のボタンは、[T]+[V]、または、[U]+[V]の形で使用します。
即ち、[T]のデッサ化、[U]のデッサ化した、グラデーションを作成します。
第11図の下段3個は、先ず[T]の「長方形グラデーション」を決め、「V」のボタンをクリックして、適当に調整したものです。
C パネル -カラーパレット-
[フアイル]メニュー →[環境設定]で Pixiaを使用する環境の設定を行います。
数値表示:パレットのt,dや、カラーのRGB・HSVの値などの数値表示の範囲を設定します。
[0〜255]、[0〜100]のどちらかに設定します。
◇[0〜100]に設定した場合◇
第12図
- 円形座標の任意の点をクリックすると「カラーが選択」できます。
- 下の長方形バーでカラーの「濃淡の調整」をします。
- 右側長方形3段のバーで、「カラーの調整」できます。図では、R=100,G=0,B=0で赤色を作成したところです。
- 右寄り下の正方形は「現在選択中のカラー」を表示しています。
- [RGB]ボタンをクリックすると、[RGB],[CMY],[HSV],[HLS]カラー表示に切り替えができます。
- 正方形の右隣の「フォルダ」ボタンをクリックすると、「任意の画像フアイル」,「部品庫」.「テクスチャー(100個位)」が選択できます。
- 大きな○の任意の点(色)をクリックし、 その下の黒白のグラデーション バーで明度の調節をすることで色の作成を行います。
作られた色は、右下の正方形の中で参照できます。
- 右上の3つのバーは、RGB・CMY・HSV・HLSで色を作成するときに使用します。
- [RGB]ボタンをクリックする度に、それぞれのモードに切り替えます。 また、数値を左ボタンでプラス、右ボタンでマイナスすることにより色を作成することもできます。
- [フォルダ型]ボタンを押すと、「任意の画像ファイル」「部品庫」「テクスチャ」をビットマップパレットとして使用できます。
◇[0〜255]に設定した場合(HSVカラーの場合)◇
HSVで表示されている色情報を利用して色を作成します。ここで作成した色はPパネルに登録することができます。
1.H は(Hue)で、色相を表します。360度表示で「円形色座標」の円周を一回りしての色を変化させます。
2.S は(Saturation)で 彩度を表します。値を替えると、円周点から、円の中心点に指標が移動します。(13,14,15図[S]値参照)小さくすると 色が全体的に淡くなります。255だと原色になります。
3.V は(Value)で明度を表します。値を小さくすると 色が全体的に暗くなります。255だと明るい原色になります
第13図 第14図 第15図
◇[0〜255]に設定した場合(RGBカラーの場合)◇
RGBで表示されている色情報を利用して色を作成します。ここで作成した色はPパネルに登録することができます。
第16図 第17図
◇[円形色座標]と[RGB]バーや[HSV]バーの関係◇
色の作成には、[Pパネル]の単色カラー指定と、[C パネル]を使用して作成することができます。
[C パネル]の円形色座標で適当に色を選択しても良いが、[RGB]バーや[HSV]バーでは数値的に色が作成でき記憶できるので便利です。
0 パネル -オプションパレット-
ドラッグで描画するときのペンサイズと形状、またはブラシサイズと形状を設定します。
Oパネルは2種類あり、[碁盤の目]か[スピーカー型]ボタンをクリックすることにより切り替えられます。
- このパネルでは、左側でペンの種類を選び、右側をクリックまたはドラッグすることにより、ペンの大きさを変更できます。
そのとき、[SHIFT]キーを押していると、縦横比が1:1のペンになります。
- このパネルでは、1〜5のボタンにそれぞれ12個、計60種類のペンが選択できます。
- 「編集」ボタンをクリックすると、現在選択しているペンをエディットできます。 通常のキャンバスと同様にエディットした後保存させると、ペンとして反映されます。
- また、[領域]-[閉領域]を選択した時は、Oパネルの表示が以下に変わります。
- 「あまさ」で領域選択するときの同系色判定のあまさを決めます。
- 「境界」は、どのレイヤを領域判定の対象にするかを決めます。[カレント]ボタンをクリックして下さい。
◇ペン先の変化◇
第2図で 「パレット切り替え」ボタンを押すと「第11図」が現れます。Groupボタンから、6段階のメニューを選択します。
第13図(Group1)、 第14図(Group2)、 第15図(Oblique)
◇「グラデーション(線)を描く」◇
- 第3図右パネル欄の1段目:1,2,3と3種類のカラーパレットです。
- 4番目は「G」でグラデーションになります。
- 右端にはT,U,Vと3っつの「グラデーションの形態」が選択されます。
- [T]は、「長方形グラデーションパレット」です。
- [U]は、「波型グラデーションパレットです。。
- [V]は、デッサ模様(粒粒で表示)を作ります。
使用に当たっては、[T]+[V](T模様のデッサ)または、[U]+[V](U模様のデッサ)の形で
行います。
- 右内側に、○1,○2,○3,○4と4っつの基本パターンがあり、多少手を加え「ユーザー作成グラデーションパターン」に変更可能です。
- 更に上記夫々に「角度を付けることができます。
- これが、3段目の「ペン先●」だけで、2×2×4=16とおり変化します。
- 「ペン先」の種類は、下記のとおり変化します。使って意味の無いものもありますが、無数のグラデーションが描けることになります。
- 最初のパレット:16 とおり
- Group1:10 とおり
- Group2:10 とおり
- Group3:10 とおり
- Group4:10 とおり
- Group5:10 とおり
- Oblique:14とおり
第16図
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