年号（西暦）

赤松宗旦恵年譜―医学のみならず地誌にも

明るく「利根川図志」の基礎を確立した人物。

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―　時　代　背　景

(地理､地図､文人と国内外情勢)
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宝暦７年（1757）

播州（兵庫県）甘縄城主赤松治郎則村の末孫。

遠州（愛知県）城東郡中村に生まれ、４歳の時

母を失う。

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この頃杉田玄白西洋外科術を唱ふ。 

1780年７月関東大洪水。
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天明元年（1781）

１１歳の時父と共に江戸に出て下町に住む。

天野道順に医術を学ぶ。

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(利根川―現役場下決壊で大洪水)
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―　３年（1783）

―　　　　　　〔天明の飢饉（〜1787）〕 

―　　　　　　　　（諸国飢饉）-

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７月浅間山噴火死者２万余人。 

冷害―天明７年まで続く。
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―　６年（1786）

常陸国土浦で父・死去。田沼意知守に仕え御典

医。さじ頭を勤めたが、主家没落のため浪人と

なる。（以後１０年間消息つまびかならず。）
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２月下総國手賀沼開鑿。 

４月露船蝦夷に来る。 

８月田沼意次退く。政変と大水害 

の為印旛沼手賀沼の開鑿を停む。
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寛政８年（1796）

下利根川藤蔵（河）岸の樽屋に落ち着き、印旛

郡吉高村藤崎勘左衛門の三女ひさを妻に迎える。
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。　12年（1800）

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５月伊能忠敬幕府の命により 

蝦夷地実測に赴く。

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享和元年（1801）

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高田屋嘉兵択捉島に本票を建 

てる。
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。　２年（1802）

―　　　　（十返す舎一九「東海道膝栗毛」）

幕府伊能忠敬に関東及び近辺 

諸国の測量を命ず。
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。　３年（1803）

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幕府伊能忠敬に東海、北陸の測

量を命ず。翌年ロシア使節来る

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文化３年（1806）

７月14日下総國相馬郡布川村で宗旦義知出生。

定次郎と名付く。
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。　５年（1808）

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間宮林蔵樺太探検。
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。　７年（1810）

一家、江戸千住に住む。

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。　10年（1813）

３月10日宗旦恵・死去。享年５７歳。
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―　　赤松宗旦義知年譜
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文化10年（1813）

８歳。（数え年）宗旦義知母親の生家下総国

印旛郡吉高村に転居。
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文化11年伊能忠敬の沿海実測 

全図成る。

。　13年（1816）

１１歳。吉高村の前田宗民�aのもとで医術や

漢学などを学び15年に及ぶ。
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12年杉田玄白「蘭学事始」 

13年9月山東京伝死去。

。　２年（1819）

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塙保己一「群書類従」

小林一茶「おらが春」

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。　４年（1821）

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伊能忠敬「日本輿地全図」

。　８年（1825）

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外国船打払令を発す。
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文政12年（1829）

２３歳。11月9日に母･死去｡吉高村迎福寺に

父母の墓を建立

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文政10年11月小林一茶死去。

天保２年（1831）

２５歳。各地を歴訪して医術や地学を修めた。
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。　３年（1832）

―　　　　〔天保の飢饉（〜1838）〕 

―　　　　（1833年諸国飢饉・米価高騰）
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水戸斉昭諸臣に海防を講ぜしむ 

1837年米船浦賀に来る。

。　８年（1837）

―　　　　（越後の鈴木牧之｢北越雪譜｣刊行）
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。　９年（1838）

３３歳。布川村に帰り医業を開き、兼ねて漢学

や算術を教える。
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天保改革始まる。

。　12年（1841）

―　　　　　　　　　　　　　（天保の改革）

女髪結の禁止等禁止令 

滝沢馬琴「南総里見八犬伝」

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安政元年（1854）

４９歳。父の集めた資料に基き､「利根川図志」

の編集執筆に入る。
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米使ペリー再浦賀に来る。

。　５年（1858）

５３歳。３月「利根川図志」成り、江戸湯島聖

堂学問所へ開刻御改め願いを提出。４月１４日

に許可され、初版６２０部を出版する。
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６月日米条約に調印。７月ロシ 

ア､オランダ､イギリスとの条約 

に調印｡９月日仏条約に調印。

万延元年（1860）

５５歳。３月後刷５００部を作る。ただし、

桜田門外の変などの政変多く販売は許可されず

莫大な負債をかかえるに至った。
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大老井伊直弼桜田門外で刺殺。

文久２年（1862）

５７歳。４月２１日卒中で死去。布川村来見寺

に葬る。法名は長松軒宗諦旦禅居士。
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